kyon's日誌

つれづれに・・・

漢方

2003年03月25日 | 日記
漢方には緩やかだとか、穏かな効用だとかの形容が付きますが・・・。
数年前まで漢方薬を常用していた事がありました。いえ、勿論、病院で処方して貰ったんですよ。(笑)
5・6年位も飲んだでしょうか・・・そろそろ体調も整ったという事で段々回数を減らし、今では飲まなくても大丈夫だということに・・・なりました。。(笑)

何処が悪かったかなんて、野暮な事は聞いてくれますな。。。(笑)

ちょっと漢方を長く飲んで、どんなものかと私なりにかじった事を少々・・・。。

元々漢方には陰と陽の思想が反映しています。。
自分の体質も、陰体質か陽体質ということで先ず区別します・・・
夜、手足が冷えて寝つきが悪いなどというのは、陰体質。
汗っかきだとか、暑がりだとかいうのは陽体質。簡単にいえばこんな感じでしょうか。

誤解を恐れずに言うと、陰にも陽にも其々の”陽気”が有り、陰は邪気であり、大抵は病の元になる事が多いと言われています。
だから、陰には陽の”陽気”を補う処方がされ、”陽気”の過剰気味な陽には、陰の”陽気”を補う・・・
お互いに足りない”陽気”の、其々の良い部分をお互いが補い合い、バランスを取り、ひいては病を起こす原因を修復して行くというのでしょうか・・ね。。
体の中のどの部分が悪いのかという原因をみつけると、それを支えている臓器のどの部分を強化補正すれば良いかを考え、処方がされます。大抵、臓器内のことは関連し合っていますから、その効果は急速には快癒しませんが、幾つかの原因の一つが整ってくると、やがて関連した臓器の修復も進む・・・ので、
漢方は緩やかな効果があると・・・なるのでしょうね。。

又、食を薬膳としても捕らえる考え方もとても面白いと思う。。大雑把に言えば・・・
陰体質さんは、陽気が不足気味なので、お日様を沢山受けた食材を摂るようにし、
陽体質さんは、陽気が過剰気味なので、土の下で育った根菜類の食材を多めに摂る。
それで体質的なバランスを取ろうという訳です。。。

よく・・アロエなどは胃腸に良いとか言いますが・・・今はわりと色々な加工品に利用されていたりします。でも、アロエの性質は体を冷やす作用もあるらしく、胆肝(胆のう、肝臓)の熱を鎮めて腸を潤し、慢性の便秘症などに効くというものらしい。冷え性の人が長く常用するのは考えないといけないようです。。

朝鮮人参は体を温める作用が強いので、体内に熱のたまりやすい人やのぼせ症の人の長期間の服用は血圧を下げたり、鼻血を出させたり・・・と、まぁ、素人が安易に使用してはいけないようです。

お茶なども、ドクダミ、はと麦茶などは、体内の熱を冷ます作用があるものらしい。高血圧やのぼせ症の人にはいいが、手足が冷えるというタイプにはあまりお勧め出来ないものらしい。。

何でもいいからとむやみやたらに常用しては・・・実は害があったりする事も無きにしも非ず。。。
しかし好きな食材に限って、実際は体質とは合っていない食材というのもありますから・・・ご用心ご用心・・・でした(^^ゞ。。
コメント
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