二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2015明治安田生命J2リーグ第15節 水戸vs京都

2015-05-25 | 蹴球

水戸ホーリーホック●0-2○京都サンガF.C.
             3'大黒将志
             (↑金南一)
            22'大黒将志
             (↑金南一←CK原川力)

[警告・退場]
・水戸
29'細川淳矢(C1)
71'船谷圭祐(C1)
・京都
なし


【全体の印象】
開始早々金南一の長い縦パスに大黒が呼応し電光石火の先制点。そんな大黒を警戒するあまり水戸は守備時に5バックでドン引き。おのずと中盤を自在に使える京都が押し込み、コーナーキックから加点。水戸はシステム修正を試みるも、終始守備の厳しさが足りず。京都は水戸のカウンターを浴びても、磐瀬が再三球際の強さを見せ、終盤にはGK山田のビッグセーブなどで逃げ切った。

【特記ポイント】
■マンオブザマッチは磐瀬剛
・状況判断の的確さ、寄せの速さ、球際の強さで完封の立役者に。
・攻め上がり&奥川のフォローと、前への動きも活発。運動量も落ちず。
・誰よりも闘志を持って戦うプレーぶりは特筆もの。ボランチも見てみたい。

■噛み合わなかった水戸
・守備時には5-1-2-2のような形になり、引いた結果中盤をルーズにして京都に自由を与えすぎた。
・4バックに修正するも、やっぱり球際は緩め。前半の終盤からは反転攻勢に出たが精度を欠いた。
・水戸が緩かったせいか金南一のボール奪取が目立つ。ゆるいテンポのサッカーなら格の違う働きぶり。

■マネできないゴール
・大黒の1点目は、抜け出しの動きも決定力も彼ならではの凄さ。誰にもマネはできない代物。
・マネできない刹那的な美学を感じると同時に、将来への糧にはならんよね~とも思う。
・勝てば糧になるという考え方も一理ある。けど将来への糧になるのは、やっぱりチームとして奪う得点かと。

■あくまでも原石
・初先発の奥川。まだまだひ弱さが目立つ。特にボールをキープするプレーやコンタクトプレー。
・ゴールを向いてボールを持つプレーでは、非凡さ、才能の片鱗を見せた。
・守備の優先度が下がったワントップに入った時の裏抜けのセンスもかなり秀逸。
・2つの決定機でシュートが枠に飛ばず。プロの圧力の中でも身体の軸がブレない強さを。
・今後も起用するなら、守備の負担を軽くする役割や顔合わせ、起用する時間を考えよう。
・まだ磨かれていない原石。無理してスターシステムに乗せたりしませんように。


【本日のひと言】
N A TT O
not stop striker!