老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

左京区は、永遠の、「青春の解放区」 ! ?

2020年08月01日 | 左京区~青春の解放区

森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

京都のなかでも、左京区というところは特別の場所だ。

大学が多いから、当然、若者が多い。

大人になりそこねた(拒否した?)ようなオッサン

たちにもあちこちで出会う。

いってみれば、左京区というのは、

青春の解放区とでも呼ぶべき、

若い時期特有の不定型さが

そのまま街を成しているようなエリアなのだ。

いまでも、ノスタルジック散歩と称して、

吉田界隈や北白川を散策することがあるが、

そんなとき、あれ(=自身の学生時代)というのは、

本当に在ったことなのだろうか、、、、

と想うことがある。

人生がそもそも夢のようなものなら、

人生で一番多感で不安定な時期が、

夢だったのか、現(うつつ)だったのか

と問うてみるのも自然なことだが、

とくに左京区には、

そうした想いを増幅する舞台装置が

それこそ随所にあるのだ。

それは、たとえば、

真如堂の境内の陽だまりであったり、

北白川の木洩れ日であったりするのだが、

そうした左京区の妖しさを

如何なく表現しているのが、

森見登美彦さんの作品群(森見ワールド)。

そして、冒頭に掲げたのは、

その森見さんの、「京都ぐるぐる案内」。

京都案内と称しながら、

決して京都を代表するとはいえない

左京区中心なのもご愛嬌。

森見さんの作品の抜粋も随所にあって、

森見ファンは

以前読んだ小説を追体験することもできますよ !

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