茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

秋の養生のいろは

2014-09-21 10:16:49 | 養生・薬膳
今日は、もう少し秋の養生についてお話しをします。

東洋医学では、季節の気候の特徴を「〇気」という言葉で表現します。秋の気候は乾燥の「燥気(zao4 qi4)」と言います。


青みが美味しいと思わせるyu:yu:さんの今年の特上毛ガニ。今年の初秋のお気に入りです。娘が遊び感覚で作ったこちらの写真、lovelyの感じが気に入って、今回の記事に採用しました(^^)。

晩秋になり、焙煎の高い青茶で体を温めます。個人的に、特に好きなのは、写真にある杉林渓の炭火焙煎です。火が通った美味しさを、気温が下がるにつれ、一層美味しく感じます。実際東洋医学では、寒さの中、人間の体に火のパワー(「火気(huo3 qi4)」)が必要と考えています。

秋の気候の特徴によって、体に悪い兆しが出た場合、初めて「〇邪」という文字がつきます。
秋の場合、「燥邪(zao4 xie2)」と言います。一見難しい言葉のように見受けますが、そもそも「燥(そう)」という文字を見た時、どのようなことを想像しますでしょうか。

おそらく、まずは唇や肌の乾燥、のどのガラガラというところかな。東洋医学では、躁邪が体に侵入すると、乾燥し、さらにひどい場合は、空咳や肺の痛みによる呼吸器のトラブルがおこると説明します。

この呼吸器のトラブルに良いとされているのは、お茶の中では特に「菊花茶」の名があげられます。

菊花茶とゴールドコンビになるのは、「クコの実」と言われます。「クコの実」は、目の乾燥や疲れにすごく効くと昔から伝わってきています。

他にこの時期では、早秋に生姜・ニンニク・唐辛子などの辛味刺激的な物を控え、涼性の食薬を取り入れ、晩秋になると辛味・温性の食薬を使いましょう。

来月には、地元で「秋の養生セミナー」を開催する運びになりました。

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