上海の茶友から上等の六安瓜片を頂きました。
深緑色の六安瓜片は、安徽省六安地区で作られている緑茶です。形が向日葵の種に似たことから、瓜片の名が付けられましたとか。
向こうの茶友に教わった六安瓜片のオススメの飲み方を思い出しました。
六安瓜片をロックグラスに入れ、上にブロック氷を載せます。香りを閉じ込めるため、ラップして、冷蔵庫に保管します。待つことを12-15時間ほどです。
出来上がりは、清らかな高い香りで、重みと深みがある、この季節にぴったりの一杯です。
多彩な香りと味わいをもつ福建、台湾、広東の青茶を、飲まない訳ではない上海の人ですが、緑茶の良し悪しにもっとうるさい気がします。それもそのはずだと思います。
ロックで淹れられた六安瓜片は、シングルモルトに似たピュアでストレートのボディだという上海茶友の言葉が、印象的でした。
お酒の名がでたので、その時ついでに好きなお酒を尋ねてみました。
挙げられた名は、意外とウィスキーと日本の清酒でした。ちなみに、華やかなブランデーよりも、ピュアのシングルモルトを好む方は、上海では多くいることも、その時に教えてもらいました。
そこに、なんとなく茶文化に似た好みを反映したように思いました。
それにしても、紹興酒や青島ビールではなく、上海の若きジェネレーションがウィスキーや日本清酒の名を挙げるほど、上海は中国の中で、やはり別格だと思います。
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