*印は高見が追記。

森の空想ミュージアムはすっかり秋色。
四季の移り変わりも楽しみの1つです🍁
自宅でピカピカに研いた「銃床」を持って嬉しそうに車に乗り込みました。
まずは鉄の棒を熱して木の表面に押し付け、焼けて弱くなった部分を削り(*木製の「銃床」の仕上げ)、次に熱した鉄の棒を竹筒に入れて穴を開ける作業です。まずは師匠の高見さんが手本を見せて「さぁやってみろ!」と。その瞬間に普段家では見せない真剣な表情にスッと変わります。
*これは竹で「銃身」を作る作業。


次に竹の油抜き!
竹を炙ると油と水分が浮き出てきます!その油を乾いたタオルで拭き取ります。
そうする事で竹の耐久性がアップするそうです。


そして私が染め物に夢中になっていると何処かへ。
しばらくすると林田さんと長い竹を切ってきました!釣り竿を作りたかったみたいです。
そういえば「次は木城で釣り竿の竹を切る!」と言っていたな。
その竹も炙りながら微調整をして竹を真っ直ぐに整え、それと同時に油抜き。
それはもう職人芸でした‼


火縄銃もどんどん形になり、念願の釣り竿も完成し大満足の哲平。

車に乗り込むと「お母さん嬉し~!次はいつやと?運動会出らんとだめ?待ち時間長いから運動会よりも山で高見さんと林田さんと仕事しときたいな~!」と愛おしそうに釣り竿を撫でていました。
作業の途中に少しケガもしたのですが帰宅後、今回部活で行けなかった姉に誇らしげに見せていました(^-^)
高見さん林田さんありがとうございました!

*最後に鉄の棒(建築工事などに使う鉄筋)を熱してハンマーで叩いて先端を尖らせて、魚突きに使う「銛」を作る。テッペイが買ってもらった銛は、わすが二回の使用で岩に当って折れたらしい。この鉄の棒を焼いて叩いて「焼き入れ」をして作る銛は正式な「鍛冶」の技術なので一尺のヤマメでも鯉でもスズキでも突ける、と言うと
「おぉー」
と感激。
「鮫も突けるか? 」
「鮫は大きすぎて、突く前にお前が喰われる」
「うう。それはいやだ。」
これもおまけの仕事だが、作業の経過と共に「技術」とそれにともなう情報を織り交ぜ、伝えながら進行してゆく。これにより、「体験」が「バーチャル」な知識ではなく、「実態」となり「実力」として備わってゆく。
次は火縄銃の仕上げと発射実験、そして釣りの実技。