ことしは近鉄奈良線が開通して100年です。今朝花園中央公園に向かって散歩をしていると、近鉄の踏切のところで一眼レフカメラを持った人が電車を待っていました。 踏切が降りたので話をしていると 100年記念電車が通るとのことです。 さっそく小さいカメラを取り出して写す体制に入りました。ちょうど通りかかった女性も「携帯で写そう!」と 撮影の準備です。 カメラを構えない人も含めて4名で近鉄電車談義が始まりました。 「子どもの頃は近鉄電車は濃い緑色だった。」 「それは知らん。日本橋にいたから近鉄電車を見たことが無い。」「長いこと工事をしているが、この秋に上を通るようになる。」「私は昭和13年生まれ」「私は19年」・・・・・・電車がやって来ました。パチリ、パチリ、・・・電車は通過していきました。そのうしろ姿をパチリ、パチリ・・・。「きちんと写せましたか?」「たぶん写ってます。」 見知らぬ人同士のしばしの会話が終わりました。
花園中央公園内の市美術センターで 「アンコールワット大壁画拓本展」が開催されていますので見てきました。 拓本ですから原寸大です。 高さ2mの拓本が数多く展示されていました。 実際のアンコールワットは周囲400m近い壁に画が彫ってあるとのことです。 行って拓本を採取する作業を行った人が細かく説明をしてくれました。 緻密な模様が石に彫られているのに 彫刻画がきれいに残っているのは屋根があって 雨が掛からないからとの説明でした。 それにしても我が国では石に掘られた文字、画などがどんどん石の風化で失われています。 江戸時代後期の石も表面が剥離しています。 そのことを説明してくれている人に言ってみました。 「アンコールワットの石は違うのかなぁ!」との返事でした。
「アンコールワット大壁画拓本展」は近鉄奈良線「東花園」駅徒歩7分ほどにある 花園中央公園内にある東大阪市美術センターで11日まで開催されています。見ものだと思います。
【写真は 今日の散歩風景です。 (上左)近鉄奈良線・東花園駅の西側踏切で知らない者同士4名で100年記念電車を待っています。 (上右)やっと100年記念電車が通過していきました。 (下左)市美術センターで「アンコールワット大壁画拓本展」が開催されていました。 (下右)会場内の様子です。高さ2mほどの拓本が展示されていました。】