新KOOさんのENJOY LIFE

日々身のまわりに起こった出来事などへの思いを綴っています・・・・・ちょっときれいな写真と共に・・・

「音楽鑑賞を深める科」 日本の原風景と音楽②

2015年05月12日 22時56分06秒 | 高齢者大学校

 この日の授業は100歳を超えてもなお 歌声を披露したという「加納愛子」の話から始まりました。東京音楽学校を卒業後、山田耕筰の教えを受けた加納愛子は 山田耕筰の日本歌曲の神髄を理解し声楽家として活動後、指導者として活躍、特に山田耕筰の死後は山田の教えを次の世代に伝えていくことを使命として 今もなお活動を続けている人です。Mo先生は加納愛子の著書を手にして講演で聞いた時より一層感激し「涙ながらに読んだ部分もある。」と説明してしてくださいました。
 さて、今日の授業の課題は 「日本の原風景と音楽②」 日本の原風景を描いた唱歌をたどる内容で、明治期に我が国の音楽教育のために唱歌が作られた時の様子が詳しい説明を受けました。
その中で際立っているのが高野辰之・岡野貞一コンビによる「春が来た」、「春の小川」、「紅葉」、「朧月夜」、「故郷」が唱歌の至宝として今なお 多くの人々の感動を与え歌い継がれています。 この日は実際に「春の小川」、「朧月夜」をみんなで合唱しました。
 いつも楽しみにしている先生のピアノ演奏曲は 上田真樹(うえだ まき 1976年生まれ  女性)の「《故郷》による幻想曲」でした。この曲は「ふるさと」のメロディを基調に ほかの曲が何曲か組み込まれているのです。演奏前に先生が「皆さん 何曲 組み込まれているか当ててください!」と。答えは「朧月夜、海、虫の声、冬景色」の明治末期から大正初期に発表された尋常唱歌4曲でした。
 更に先生の説明が続きましたが・・・・ ブログへ載せるのはここまでにします。
「尋常唱歌」は主任のもと12人の合議で編集したものなので 作者のはっきりしないものが多い。最近テレビなどで作者を掘り起こそうとしている人が紹介されることもある・・・・インターネットで適当なキーワードで検索したら 興味ある記事が出てくることもあるそうです。

いつも丁寧な授業のMo先生です。               ↑先生が話を聞いて感銘を受けたという「加納 愛子」の著書と休憩時間の教室風景
 
  ↑この日講義資料です。 Mo先生は いつも興味の湧く 書物や資料を袋いっぱいにして来られます。↑


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