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へこむなこの十年が面白い       小寺 圭

2010年10月28日 18時13分10秒 | Books


   ヘコむなこの十年が面白い   小寺 圭

 この著者の小寺さんは ソニに30年勤め、まさにグローバルな視野を持って世界と対峙してきた方である。 世界のNo1 ブランドから 今やその座をサムスンに奪われるに至った経過をまざまざと見てきた人なのでしょう。
 門外漢の自分が この様な経済関連の本を読むと、何故かワクワクしてくるのは、やはり門外漢であるからなのか? まぁ、なるほど自分の世界、日本の中での世界、そしてグローバルな世界、と視野が峻別できるようになった。 今から何年前か、10年以上昔になるか、グローバリゼーションと言う言葉が流行りだし、当時は グr-バルスタンダード、それはすなわちアメリカンスタンダードだと、このグローバルという事に反感を抱いていた。 そして今、社会の情勢を見ると、なるほどグローバルとはこうなっていくことなるのかと理解させられる。
 グローバル化とは、情報伝達や輸送手段の一段のスピードアップ化により、需要が世界同時多発的に発生し、商品供給も急速にかつ大量に行わなければならなくなった状況を指すと。
 ここには 昔の日本の物つくりの匠の技は不要。 むしろ日本の伝統文化産業の中だけでそれ技は残してゆかねば、いやそこにしか生き残る価値はない。 
 パソコンは今ほとんど中国で組み立てられている。部品も台湾、韓国製である。パソコンといったが、それはソニーであれ、ダイナブックであれ、アップル、デルその他全てである。中身は変わらない。ただラベルが違うだけで、そしてそのラベルの人気で値段も違ってくるのだ。
携帯も、世界で見るとノキアが38%、サムスンが19%、そして日本代表シャープはたったの1%だそう。  日本人は、まさに世間いや世界知らずで、しかも日本が1番と思いたいのか日本製品にこだわる。これが日本企業を弱くしているのか、今後は安くてほどほどの性能のものを、日本製にこだわることなく購入しよう。
  さて私が考えなくてはならない事 
 それは 『サービスには価値があり、それは売るものです。タダで提供するものではない。』 
 では何処までがサービスとして、何処からお金を頂いてよいのでしょうか? 優柔不断な日本人として、悩みますね。

 次にマーケティングについて
 日本人はモノを規格化してその成分や原料コスト、製造工程にかかる費用からその商品価値を決めます。欧米人はモノに歴史やストーリーや憧れなど、商品価値を高めることであれば何でも乗せて飾り立てます。この飾り立てる事が、すなわちマーケティングです。マーケティングには 付加価値の創造のほかに、ニーズの掘り起こしと言う役目もある。

 最後に日本食の焼き鳥、餃子、クレープ、カレーライス、など海外に売り込めるのでは?とあった。

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