ミリオンダラーベイビー 監督クリントイーストウド
貧しく13歳からこれまで今は31歳までずっとウぇィトレスをして暮らしてきた女性、マギー(ヒラリ-スワンク)、がボクシングを習いにジムにやってきた。ジムのボスであるフランキー(イーストウッド)は初め相手にしなかったが、やがて彼女の熱意にトレーナーを引き受けるようになった。その後マギーは試合にも出る様になり、連戦連勝を続ける。しかしチャンピオンとの試合で相手のラフなパンチで頚椎を損傷し、首から下が動かなくなる。更に片足も切断せねばならなくなる。このままこれから一生この姿で生きていかねばならぬことを知ったマギーは、フランキーに頼む。このまま死なせてくれと。 このボクシングを始めて1年半の間に、自分は思っていた以上の人生を楽しめたと・・・。悩むフランキーは、仲間に相談する。すると”彼女がいい人生だったと思えることが大切なのではないかと”
実に心に残る映画である。イーストウッド、を初め、その他の役者も良い演技をしている。 マギーが最後まで天真爛漫に駆け上って行くが、最後にどん底に突き落とされ、その落差が却って非常に痛ましく感じられる。
どのような体になっても、命を存えるか、或いは燃焼すればそこで断ち切っても良いかという判断は、この場合明らかに後者であろう。
自分は いい人生だったと言って 死んでゆけるように!
はっぱが個性的ですね。