Love our lives

人生の一コマ一こまを 愛し慈しんで 残したい。
ステキな庭のバラを! 旅行のスナップも そして大切な家族の素顔も!

一日一生     酒井 雄哉

2009年05月24日 20時31分41秒 | Books

   一日一生    天台宗大阿ジャ梨   酒井 雄哉

  この方は比叡山の千日回峰行を2度達成された方である。 どん

な話になるかと期待して読み出した。 驚くほど、くだけた口語調で

本当に平易に編纂されていた。編纂というのは、これはインタビュー

をまとめたものだから。

 一日一生とは人は寝るとその一日は終わり、これはその日の一つの

生が終わる事。翌日目覚めると、また新しい日、生が始まるというこ

とで、その日その日を精一杯生きることが大切だという事。そしてこ

れは 今が大切、今を精一杯生きることが大切ということ。

 以前、茂木さんの番組登場していた看護婦さんの言葉と重なるのだ

が、『知っていることを生かすことが出来ないってことは、結局、生

かすところまで学んでなかったという事になる』 なるほど、自分の

これまでの体験に照らしてズシリト胸に響く。 

 

 

 


春の芽吹き

2009年05月24日 16時27分27秒 | daily life

アップが時期は随分遅れてしまいましたが、4月中旬であったと思います。
背景の美しい芽吹きの風景です。
 

これは珍しい黄色の木蓮です。 優しく美しい! 実際はもっと黄色が濃かったな


これは、つぼみが少しほころび出したリンゴの花です。咲ききると,白いのですが、蕾の内は周囲を赤がほんのりと覆っています。この辺りがバラの花の時と同じでかわいらしい所ですね。 あと一月もすれば小さな実を一杯付けて,私は大忙しで摘果に追われます。

芦の尻の道祖神祭り  大岡村

2009年05月22日 12時37分59秒 | Short trip & intereting sights

今日 5月21日  知人のNさんに誘われて、麻績村にワラビ採りに行ってきました。この麻績村については,全く見識が有りません。 高速にしろ、鉄道にしろ通過するのみでした。 そこでこの麻績村に住んでおられるNさんが少し案内をして下さると云うのです。私が是非見たいとお願いしたのは、隣村の大岡村に有る道祖神祭りで作られる藁人形です.



お話を聞くと、やはりこの土地も過疎化が進んで、この藁人形作りも継承が難しくなってきているようです。1月7日ですか、地区のものが集まってこれを作るのだそうですが、その時の頭に45歳になる人を養成中との事です。 ほんとに素朴で、これだけ迫力のある伝統藁人形作り、オリンピックで一躍有名になりましたが、それまで人知れずに伝えられてきた文化、これからもなんとか守り続けてもらいたいものですね。  念願かないました。

かくれ里   白洲正子

2009年05月20日 16時44分22秒 | Books
 
白洲正子さんの著作を初めて手にしました。この方については、NHKの歴史番組等で拝見した事があり、その日本古来の寺院の由来等に詳しい方であり、また日本の古美術にも深い造詣を持っておられ,更に食通でもあれれる方程度の見識しかありませんでした。 もちろん戦後マッカーサーと怯む事無く口論したと云う白洲次郎さんの妻である事は承知してましたが、読み進めるうちに,この方が夫の次郎さんに引けを取らない程に自我の強い方なのではとおもえてきました。
 彼女は幼少から能を学んでおられた。やがて女学校時代の頃アメリカに留学し女学校を卒業し、大学は断念して帰国した。その時、親だか祖父から根無し草にならないようにと諭され、以後再び能に専念しかつ日本の古の文化を研究してきたようです。
 
 初めの方に、『人生は結果より,底に行き着くまでの道中の方に魅力が有るようだ. 中略 高速道路やバイパスも結構だが,交通が激しいだけでなく、その地方の住民の土地に染み付いた暮らし,そう云ったものが少しも見られないのが寂しい。 ところが一歩横道へそれると,家有り田有り畑ありで,身直に人間の匂いがただよう。』 この白洲正子さんの視線は、日本の神代の代から奈良,平安、鎌倉、室町と更に近世に至るまであくまでその時代の人間の行動二素直に従って見つめているのではないかと思う.であるから、読みながらも既成の概念からの解釈ではなく、ある意味で新鮮で親しみやすい見識を歌ってくれているように思う。
 
 『古代の信仰には、いつもそういう現実的なものが有る.人間の生活と切り離せないものがある。彼等は自分の生活を支えてくれる石や木を神と崇め,素材に問い,素材から啓示を受けた.そう云う心を失って以来,別の言葉で云うと,素材が単なる材料と化した時,彼等の技術も低下したのである。』

 『日本人が,焼き物の味を尊んだのも、このような自然のお手本があったからに違いない.コロラドバレー等は,比べ物にならぬほど鮮やかだが、心にしみいるような深い味わいは無い.日本の自然と、そこから生まれた美術品が、人情に与えたえいきょうには、はかり知られぬものが有ると思う。』

 『桜は,人くさい花である。   桜の名木が生まれるまでには、あまたの人間の血と涙が流されなかったはずはない。』

 この人知れずひっそりとある村々を、そしてその土地に有る神社仏閣、あるいは能面などを紹介しながら、それぞれ今に至るまでの運命,変遷を語ってくれている。これはまさに、その一見ありふれた風景の中に、深くダイナミックな人間ドラマが蔵されている事をおしえてくれる。 これからの私の旅にも、大いに豊富な視点を授けてもらったように思う。

Domar  フィリッピン大学生ホームステイ

2009年05月19日 20時33分00秒 | daily life

 今年のホームステイは フィリッピンの18歳大学生 ドマー君

日本政府の5年間に毎年6000人のホームステイ受け入れ計画の一環で、今回はフィリッピンから120名の学生が来て、そのうち20名が長野にやってきました。中には兵庫に行った人も居て折からのInflu 流行でやきもきしていました。

 ドマー君は、最初は新幹線とか我が家の薄型テレビとかに驚いて、生活レベルの差に目を奪われていたようです。しかし、暫くすると私達はお金はなくとも毎日が幸せですといい始めました。我が家の中においても、いつもおばあちゃんは どうしましたかと食事のたびに気に掛けてくれてました。多少祖母をほったらかしにしていた私たちが恥ずかしく思えました。 

 写真は 歓送会でのスナップです。この写真を見ていると彼らが自分達の国に誇り愛着をしっかりと持っているのが分る様な気がします。そこでの代表の挨拶に フィリッピン人はFamilyという言葉を大事にしていますと。即ち Fはfather aはand mはmother iはI lはlove yはyou を表わすと。 Father and mother I love you.

 フィリッピンでは16歳から大学生になれます。授業は英語だそうです。 18歳のドマー君の英語は、私の英語力の上でした。ちょっと悔しいね。 せっかく日本にやってきてくれたのに、充分な会話、言葉の交流ができなくて申し訳なく、恥ずかしく思った。

 これまで何人のホームステイを受けた事だろう。これからもホームステイを引き受けるならもう少し英語を上達しておかねば!