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SDGs

2018年09月27日 20時53分09秒 | 講演

  先日 東京で朝日地球会議2018が開催されそのテーマが『次世代への約束 もっと寛容な社会に』というものでした。その基底は 国連が2030年までに達成すべき目標として掲げたSDGs(Sustainable Developement Goals)でした。実は先日ピースボートに勤める息子が、ニューヨークに寄港したとき、国連でこのことに関する会議があったのですが、そのパーティーをピースボート船内でやってきたと話してくれました。その時私は初めてこのSDGsという言葉を知りました。その後にこの会議があることを知り参加してきました。

さてこのGoals は17条ありここに列記しておきます。

1、貧困をなくそう  1日1.25ドル未満で生活する極度の貧困をなくそう

2、飢餓をなくそう  すべての人が一年中安全で栄養のある食料を得られるようにする

3、全ての人に健康と福祉を  世界の妊産婦の死亡率を10万人当たり70人未満に減らす

4、質の高い教育をみんなに  すべての子どもが無償で質の高い初等、中等教育を修了できるように

5、ジェンダー平等を実現しよう  政治、経済などあらゆるレベルで女性のリーダーシップの機会を確保する

6、安全な水とトイレを世界中に  全ての人が安全で安価な飲料水を得られるようにする 

7、エネルギーをみんなにそしてクリーンに  再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大する

8、働き甲斐も経済成長も  すべての男女に人間らしい仕事と同一労働同一賃金を達成する

9、産業と技術革新の基盤を作ろう  イノベーションと研究開発を促進し、強靭なインフラを開発する

10、人や国の不平等をなくそう  各国の下位40%の人々の所得増加率が国内平均をうわまわるようにする

11、住み続けられるまちつくりを  災害による被災者を大幅に削減し、経済損失を減らす

12、作る責任使う責任  世界全体の一人あたりの食料の廃棄を半減させ、食品ロスを減らす

13、気候変動に具体的な対策を  国の政策や計画に気候変動対策を盛り込む

14、海の豊かさを守ろう  漁獲を効果的に規制し、破壊的な漁業慣行をなくす

15、陸の豊かさも守ろう  生物多様性を維持し、新たな森林を大幅に増やす

16、平和と公正をすべての人に  あらゆる場所においてすべての形態の暴力及び暴力に関する死亡率を大幅に減らす

17、パートナーシップで目標を達成しよう  先進国は国民総所得比0.7%の資金を開発途上国へのODAに向ける

 

 以上ですがこれらを見てると、今の国や県、市町村の行政の政策に大きく影響を与えているように思えます。会議の最後に先進的な市町村の市長のパネルデスカッションがありましたが、日本では進んでいるところもあるが、1番の貧困をなくそうというのが遅れているし、改善が難しいと語っておられました。

 

 

 


癒しの森シンポジウム  黒姫

2010年11月04日 21時02分23秒 | 講演











 先日行ったばかりの黒姫童話館で 『癒しの森シンポジウム』というのが 開かれ出席してきました。 初めてKuniさんとSetukoさんと3人でです。  パネラーは 上の写真から分かるでしょう。この会の主旨ははじめよく分からずに参加したのです。何故って、そう高野 登さんの顔を見たかったからですかね。
 高野さん いいお話を紹介してくれましたよ。ぶなの木は 木へんに無と書くそうですが、決して無価値ではなく その保水力は 針葉樹の何倍も多いと。けれど 外見からは想像もできないし、目に見えない隠れたところの価値が大切だと。
 このシンポジウムのメイン主旨は ニコルさんのAfanの森 でしょう。 荒れた 森に人のてを加えて見違えるような美しい森に蘇らせる。そうすると自然に植生も 生態系も豊かになると。この素晴らしい森に入ると人も癒されると言う話。 行って見たくなりますね。でもここは 会員制なのだそうで、こうしないとやたらに人が入ると再び荒れてしまうようです。


 けれど ニコルさんといい、外人は やろうと思ったことは たとえ外国でも平気で実行実現していってしまうなだなぁと 尊敬してしまうね。

なんだか パワーをもらった  ダライラマから

2010年06月20日 19時52分33秒 | 講演
 ダライラマ の講演会に行ってきた。  入場には金属探知機でチェックを受けてから、と比較的厳重な警備であった。
会場は ビッグハット で主催者発表7000人の入場であった。
会場は 写真撮影禁止で パンフレットの一部です。 講演は 先ず背面に掲げてある善光寺の曼荼羅に向かい、膝を床に付けてから3度の五体投地をしてから始まった。 声は、70歳を過ぎているというのに高い、張りのある声で。  後半に、会場からの4名の質問を受けた。 みな、 若い人たちからの質問ばかりで、勇気があるなと感心。 ある政治学科の学生の質問に、21世紀のリーダーの資質は?との問いに。 have a long term vision & a broad mind. また 悲嘆にくれている人へ何と声を掛けたらよいか分からない。という問いに。この地球上60億の人がいるが、あなたと同じような境遇で悩んでいる人がきっといるでしょう。けれどもその中には、諦めず努力を続けて生き抜いている人もきっといることでしょう。その人にも諦めずに努力をするようにと。決して 自分の中に閉じこもってしまわないようにと。  世界の平和を願い、60億の人々の幸せを願い、この60億の人々みんなが自分の身体の一部だと思って。  そう以前から感じていたのだが、ダライラマの言葉、頭の中では、民族、国、貧富、などの区別がまったく無い、と今回とくと感じた。 以前の ダライラマの言葉に、恕 という言葉があったがこれも そのとうり実践していると思えた。 恕 とは、辞書によると①おもいやり ②ゆるすこと となっている。   講演の帰り道、ふと気づくと なんだか元気になっているような気がしている。  これはきっと ダライラマのオーラが放ってくれた、パワーであろう。     彼の姿、一生」忘れないであろう。   同じ人間のはずなのに これは 一体!

川村龍州さんの 書の心

2010年05月23日 17時49分41秒 | 講演

若穂の北野美術館で 書家の川村龍州 さんの講演会があったので、行ってきました。
この川村龍州さんは 書家の川村驢山さんの長女のもとへ養子として入られた方だそうです。
川村驢山さんは書家の中で一番最初に日本芸術院賞を受けられた方で 高名な方だったそうである。
講演会場に 有名人の(幕末から明治の)書が展示されていたがその隣に驢山さんの書も展示されており、その流れるような自然体の書に美しさだけでなくやすらぎおも感じられた。



楷書といってもさまざまな形があると手本を



草書と(あまり変化して読めない)と隷書(コレは書き順は無い、好きなように書きやすいようにとのこと)



コレは良寛流   良寛さんはいつも空に向かって 指で練習していたとか



コレは教えるという 教 という字の昔の形 旁の左上から下へ下がる部分は 鞭を表し、教えるとはやさしさばかりではダメであるということを表しているのだと。



コレは展示されている西郷隆盛さんの書の言葉である。書は写真禁止でしたので。



やはり 人生努力を忘れ、惜しんではならないのだな。北川フラムさんの親父さんの姿を思い出せ。そしてイチローを!



講演から
 
 文字はまず誤りなく読めること、その次は 誰が書いたかわかることが大事。書家への殺し文句はあらまるで活字の様 という のだそうだ。 
 
 呼吸が大事。呼気の時に人間は安定し活き活きしている。吸気の時は不安定。書も、筆で書く時は呼気で書き、又次も呼気から 始める。 コレは人間の行動全てにあてはまる。 武術で技をかける時は己が呼気の時であり、相手の吸気の時を見計らって掛 けるのである。

  練習する時間が無い人は、僅かな時間に集中することと。

 展示会に出品する時は500~600枚書くそうで、その中から出すのは、書いた記憶のないものが多いそうである。

 普段接しない世界の人の話はおもしろい。 この川村龍州さんの人柄もざっくばらんで 気さくな人であった。


寺島 実朗 『日本の自画像  グローバル化の中で 』

2009年08月02日 20時45分58秒 | 講演

ニュース報道番組で良くお目今年 最初の 須坂市での信州岩波講座です。

 講師の寺島さんは 日曜日の朝にかかる方ですね。 今日は1時間半に渡ってじっくりとお考えを聞かせてもらった。寺島さんは、イラク戦争が始まった後、つぎの2点を警告してきたそうだ。先ず、イラク戦争は泥沼化し、日本もそれに引きずられてゆく。次にマネーゲームに依存する資本主義は、腐る。 

 次に大きな歴史的視野を持って今という時代を俯瞰する事が大事だと。すると戦後のこの60年は歴史上特殊な時代であると。むしろ、歴史的には中国との関係の方が遥かに長く、ずっと中国からの影響を受けてきたのである。

  今、冷戦後アメリカ一極集中といわれたが、イラク、サブプライム問題により、その力は急速に低下してきており、今後はアメリカ、中国2国化の時代に入ってゆくであろうと。中国の中華思想とアメリカの理想主義の二つの主張の間でいかに日本は自分の立場を守ってゆけるか?

 最後に グーグルのスマートグリッドが車社会にどのように関われるかが時代の変化のきっかけとなるだろうと。

 寺島さんの話を聞いて 世界の見方への布石を教えてもらったような気がした。

 これからは中国とアメリカに眼を放さないようにと。日本はどちらにつかつかないではなく、日本独自の施策を展開しないと。  

                    


井上ひさし さん 信州岩波講座

2008年09月06日 18時44分36秒 | 講演
 今年2回目の信州岩波講座  講演者は 井上ひさし さんでした。
 テーマは『ふるさと』

 話しは 3人の日本人を紹介しながら進められました。
一人目は、ペシャワール会代表の 中村哲さん。 この方は1980年代に海外青年協力隊員として パキスタン、アフガニスタンに出かけ、現地でゴム草履の普及に努め、続いて井戸を掘ることに努力され、次第に現地の人々の信頼を得て今日まで発展されてきた人だそうだ。この井戸を掘るには資金が必要でありその資金集めに、ペシャワール会というのが設立されたそうだ。多くの会員がいるようで、会の収入は5億円。そのなんと97パーセントが 現地に送金されるそうだ。この会のスタッフはほとんどボランティアである。 これまでに1800以上の井戸が掘られて、最近では井戸だけでなく用水路まで建設するようになったそうだ。
 これから2人目先日殺害された伊藤さんに移る。昔といっても40年ぐらい前までは、このアフガニスタンは緑豊かな土地であったそうだ。しかし、ソ連のアフガン侵攻、さらにその後の大旱魃により今の砂漠化した荒野になってしまった。
この大地に再びみどりを取り戻そうというのが この伊藤さんをはじめ、ペシャワール会の目標になっていたこのような活動は現地の人々からの信頼も得られ、中には 是非うちの娘を嫁にもらってくれ、そしてお前の両親もこの地に呼んで一緒に暮らそうではないか、と言う人も現れていたそうだ。  しかし皆が同じように思っていたわけではなく、日本が給油している石油で以ってアフガニスタンの爆撃が行われているではないか。これは日本がアメリカとぐるになっておりペシャワール会の活動はむしろ目をそらす為の策略ではないかと疑い、その結果伊藤さんのような事件に繋がってしまったようだ。
 次に山形のラスクで有名になったシベールの創設者、熊谷しんいちさんについて。私がこのように成功できたのは、地元の人々の支援があってこそであり、この土地をより豊かにするために投資をするという話しでした。
 自分で拠って立つところができれば、どこにでもふるさとはできる。 この伊藤さんにとっても、志は半ばであったが アフガニスタンという土地にしっかりと根付いた人生を送っておられた。かれにとってもこの土地は第2のふるさとであったろう。

 もう一つ日本人は一斉に一つの方向に流れやすいので気をつけましょうと。