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勇気ってなんだろう      江川 紹子

2010年02月23日 07時15分25秒 | Books

  勇気ってなんだろう      江川 紹子

 周囲の眼に惑わされずに、自分の判断に忠実に生きてきた人々の生き様を綴ってあります。  アルピニストの野口健さんは、一度ならず二度もエベレストを眼前にして退却を決心した。その時の多くのスポンサーやマスコミ関係者の期待を背負っての中での決断であった。現役警察官であった仙波敏郎さんは、警察内部での不正を摘発。その中でも退職まで、警察官の仕事に従事。 その他衆議院議員を辞めた山本譲司さん、蓮池透さん、などが記載されている。

 そんな中で、一番印象に残ったのは高遠菜穂子さんである。彼女の生い立ちは今まで知らなかったが、裕福な家庭で育ったが学生時代はぐれていたそうだ。   彼女が拘束された時、日本の国会議員(小池百合子)は『無謀、危ないと言われている所にあえて行ったのだから自分自身の責任の部分が大きい。』という発言から、日本中自己責任という言葉が広がり、彼らへのバッシングが渦巻いたようであった。 高藤さんはあの時死ねば良かったとまで思ったそうだ。そんな中、アメリカのパウエル国務長官は『危険な地域に行く人たちが負っているリスクというものを理解すべきである。もし、そういうリスクを負ってくれる人が誰もいなかったら、世界は良くなりません。私は今回、日本の民間人が、あえてリスクを負って大事な使命を果たそうとしたことに感銘を受けました。日本の人たちは、彼らに対し、誇りをもってもらいたい。』と。      彼女が日本に帰国した時に長野でも彼女のイラクの現状報告の講演会がありました。淡々と観てきたことを語る彼女の姿は、ゆるぎない彼女の行き方を示しているようでした。

 もう一軒、イスラエルの従軍兵士たちの中からの反論がありました。自分たちの国がそんな国であって欲しくないと。国を守ることから逸脱し、これではパレスチナ人への過剰な暴力であると。 


新潟県 村上市  味匠 きっかわ

2010年02月22日 21時24分48秒 | Short trip & intereting sights
 昨年から是非訪れてみようと思っていた 新潟県村上市にある 鮭の味匠 きっかわに行ってきた。 ここは以前に知人のbaikinmanさんからたびたび話を聞かされていた吉川さんのお店である。 ところが 昨年 NHKのつるべの番組にも登場したのである。この番組を見て、なるほどこの方が 吉川さん!実に穏やかで深くそして艶やかなお人柄がその表情の中に、語り口の中から溢れ出ている方である。 以来是非一度行ってみようと思ったわけである。
 長野から高速で3時間半。chachaさんと交代運転。天気h上々。妙高山が青空に鮮やかに白いシルエットを見せている。
 
 ようやく 村上市に。しかしなんと寂れている町なのだろう、というのが第一印象だった。  ようやく味匠きっかわ のお店を見つけた。



 この昔ながらのお店のたたずまいは、じつは 数年前にセミモダンな店舗からこのような江戸時代からの姿にあえて建て替えたのだそうだ。

 店舗に入ると 商品が陳列されているところから更に奥まで見せてくれる。これが村上の商人の町屋の作りだそうだ。 神棚があり、囲炉裏が切ってある。むかしながらの家具も置いてある。実によく手入れされており艶やかである。

 さてその居間の前は土間がありその土間から奥にかけて 天井から吊るされた村上名物塩引き鮭 ばかり。



 この塩引き鮭は一月半ぐらいでできるそうだが、その隣に吊るしてる、更にカチコチに乾燥しているのが、吊るされて一年半にもなる酒浸し鮭である。
 この下に向いた鮭の面構え、印象的。 旨い事間違いなしてカオである。

 この店舗を仕切って居られたのが吉川美貴さん。美形でありかつ素晴らしいおもてなしの心ずかいをされる方でした。

 このお店を見るだけで満足、さらに三月からの人形さま巡りにも是非行ってみたくなりました。