Love our lives

人生の一コマ一こまを 愛し慈しんで 残したい。
ステキな庭のバラを! 旅行のスナップも そして大切な家族の素顔も!

Factful-ness

2020年04月02日 12時01分11秒 | Books

Factful ness       ハンス・ロスリング

世界中の様々なデータを集めて、現在の世界の状況を把握しようとし、その結果我々が思っているよりはるかに、世界は良くなってきていると。

 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣。

世界を生活水準により 4段階に分けて考える。  

レヴェル1  1日1ドル。 5人の家族が一家に一つしかないバケツを持って、はだしで水くみに行く。1日2ドルに収入を得られれば。 極度の貧困。現在世界に10億人いる。

レヴェル2  1日4ドルの収入。自転車が手に入る。子どもたちにサンダルを買ってあげられる。世界には 30億人いる。

レヴェル3  1日16ドルの収入。水道を引ける。水汲みはしなくてよい。電気も使える。バイクも買える。 世界に20億人いる。

レヴェル4  1日32ドルの収入。旅行は時に飛行機。車も買える。蛇口からお湯も出る。世界に10億人いる。

これを覚えておきながら世界の実態を想像すると理解しやすい。

思い込み①分断本能  上から目線の判断に気を付けよう。高いところから低いところは正確に眺められない。  すべてのランクの差はなだらか。

思い込み②ネガティヴ本能  ネガティヴ本能とは、物事のポジティブな面よりもネガティヴな面に気づきやすい。ネガティヴなニュースの方が、圧倒的に耳に入りやすい、広がりやすい。 悪いとよくなっているは両立する。ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい。   平均所得を高め、平均寿命を延ばすことの一番の理由は、それにより人々が好きなことを楽しむ自由を得られるからだ。

思い込み③直線本能  グラフは、まっすぐに進むだろうという思い込みに気づく事。なんでもかんでも、直線のグラフをあてはめないようにする。今はグラフのどのあたりだろうと考える。

思い込み④恐怖本能  人はみな恐怖に包まれると、判断力がにぶる。パニックが収まるまで、大事な判断、行動は避けよう。リスクは、「危険度と頻度」、言い換えれば「質と量」の掛け算で決まる。

思い込み⑤過大視本能  目の前の数字が一番重要だという思い込み。それと比較できるようなほかの数字はないか。80・20ルールを使おう。多くの場合、小さな項目は無視してよい。

思い込み⑥パターン化本能  一つの例がすべてに当てはまるという思い込み。強烈なイメージに注意しよう。それは例外かもしれない。自分以外はアホだと決めつけないようにしよう。好奇心を持ち謙虚に考えてみる。

思い込み⑦宿命本能  すべてはあらかじめ決まっているという思い込み。色々なもの(人も、国も、宗教も、文化も)が変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きているからだと気づく事。

思い込み⑧単純化  世界は一つの切り口で理解できる、という思い込み。一つの視点だけでは世界を理解できないことを知る。知ったかぶりはやめよう。単純なものの見方と単純な答えには気を付けよう。

思い込み⑨犯人捜し本能  誰かを責めれば物事は解決するという思い込み。犯人よりもシステムに注目しよう。世界を本当に変えるなら、現実の仕組みを理解すること。

思い込み⑩焦り本能  今すぐてを打たないと大変なことになるという思い込み。今すぐ決めなければならないようなことはめったにない。占い師に気を付ける。過激な対策に注意しよう。ドラマチックな対策よりも、たいていは地道な一歩に効果がある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿