偉人たちの脳 茂木健一郎 その1
何冊目なのだろうか、茂木さんの本を手に取るのは? しかし この本は40の短編エッセイ集のようだけど、それぞれ手抜きなく(失礼!) なるほどと読ませてもらった。 茂木さんの博識なのにも感じ入りますが、何よりもその持っている感性に驚きと安心感を覚えます。
この茂木健一郎さんの肩書きは、脳科学者となっているが、これは 医学はもちろん、生物学、情報科学、ネットワークサイエンス、認知科学、数理科学といったさまざまな分野が融合して生み出されつつあるといったのが脳科学なのだそうだ。 われはそのすべてに門外漢で在るな。 さまざまな分野が融合したとは、おそらくこれからの時代ますます必要かつ、面白く発展してゆきそうな予感がする。 その魁かな、茂木さんは。
この本の副題に 文明の星時間とある。彼が学生時代いつも手にしていたシュテファン・ツヴァイクの『人類の星時間』には、さまざまな歴史上の人物たちにとって人生の岐路となった決定的な瞬間を描いた短編集があった。ここから採って在るそうだ。 “生きるとは、つまり、どうなるか分からない時間の中に身を投ずることだろう。全てが決まってしまった後で、ああだこうだと論評することはやさしい。その状況の中で生きている本人たちにとっては。一寸先は闇である。ぎりぎりの決断を下す人間の姿は尊い。そのような瞬間を「星の時間」と表現したツヴァイクの詩心にしびれる。”
パッションとは 情熱と受難という意が在る “自分の内なる声に従うこと。自らの信じる原理に基づいて行動すること。これは、まさに、「情熱」の本来のかたちである。その依って立つ価値観が斬新なものであるほど、社会の既成の概念と衝突する。その結果として、「受難」する運命へと導かれる。”
サヴァン “現代のサヴァン キム・ピーク 彼は生まれながらに 脳に障害があった。しかし彼の父親は愛情を注ぎ、大切に育てた。その献身があってこそ、キムの才能は大きく開花できた。この物語は、人々を試験の点数や偏差値などの一つの基準で判断してしまうことが愚かなことだと教えてくれる。人とうまく意思疎通ができなくとも、学校の勉強が出来なくとも、その人の中には無限の可能性が広がっているかもしれない。” このキム・ピーク 左目と右目でそれぞれ別の本を読むことが出来る。 一度読んだ本の内容は、決して忘れない。今までに約一万冊の本の内容を覚えてしまった。
人間が生きて行く途上で、様々な試練や悩みがあります。
最近、「生きる意味が分からない。死にたい」という人が急増しているように感じます。
明日に希望が持てない不安な時代でもあるからでしょう。
しかし、こんな言葉を最近聞いたことがあります。
「あなたが”死にたい”と思って無駄に過ごした今日は、昨日死んで行った人が懸命に”生きたい”と思って努力した明日なのです。」
人は一体、何のために生きているのでしょうか。
人はどこから来て
何のために、勉強し、働き、生きて
どこへ向かっているのでしょうか。
なぜ、人は孤独なのでしょうか。
愛とは何か、生きる意味、死とは何かなどのことについて、ブログで分かりやすく聖書から福音を書き綴って来ました。
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「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(聖書)
「生きる目的は一体何か」
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「人生の目的と意味は何か」:
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