口から食べられなかったらどうしますか 『平穏死』のすすめ
前回の本とほぼ同じような内容のものでした。作者の経歴も全くといって同じです。
老人ホームにおいて多いのは、誤嚥性肺炎です。高齢者にとっては食べる事が最大の楽しみです。しかも認知症の場合は過食や早食いの方が少なくありません。その上介護職の方には食べさせないといけないという義務感があります。食べさせられないのは自分達の技術が劣っているからではないかという自責感があります。おまけに食べる量が少ないと家族からクレームが来ることがあり、つい無理をしてしまう。 なるほどなるほど。
老衰は病気ではない。 多くの医者は 老衰という病態を知らない。
だから 高齢では施設から病院へ移っての 検査は考え物で、慎重に判断するべきである。 却って余計な苦痛や、認知症の進行を早めてしまう。
95歳 認知症、1日600カロリーで2年間
老衰で死ぬ場合は、栄養や水分の補給が無い方が楽に逝ける。
尊厳ある死、平穏な死に貢献する事も医師の大切な仕事ではないでしょうか。