beatitude

好きなことだらけさ…

『パリ・オペラ座のすべて』

2009年11月27日 | 映画 洋画

前売りまで買ってあった映画、やっと行ってきました。
思った通り、バレエのドキュメンタリーというより
パリ・オペを職場としている方々の映画ですね。



観客を呼べるエトワールのニコラ、マチュー、マルティネスらは
ほんのちょっと、サラっとしか出てきません。
ルグリに至っては取って付けたように
「パキータ」の2幕グラン・パ・ドドゥで1度登場するだけです。
大勢の団員達の練習風景といろんな振付家たちがメインです。

作品は「ジェニュス」「くるみ割り人形」「メディアの夢」「パキータ」
「ロミオとジュリエット」「ベルナルダの家」「オルフェオとエウリディーチェ」

中でも「メディアの夢」の幾つかのリハーサルから舞台の抜粋までを
丁寧に追っていました。でもこの作品、古典じゃないし、知らないので
観ていてよくわからない。それでも最後まで観ていると
振付られているダンサーが、最初の頃は動きの意味がつかめず、
言われるままに動いていたのが、衣装をつけて踊る段階になると
自分なりの解釈が出来ているように見えました。
とはいえ、終盤の子殺しのシーンはリハではわからなかった生々しい表現で、
ちょっとこれは観てみたいとは思えませんでした。

マッツ・エックの「ベルナルダの家」はこれは何なんだ!でした。
みんな黒い衣装だし、ダンサー叫んでるし、かなり興味を引きました。



他は芸監やスタッフの多忙さ、建物の荘厳さ、そこから見えるパリの風景。
パリ・オペラ座の地下にはちゃんと水が流れていて
ああ、オペラ座の怪人の住処だぁ、と。

いつもより睡眠取って行ったにもかかわらず、時々意識が遠のきました。

すごくいい映画だったとは言えませんが、
映像に残ったダンサーたちが、ああ、こんなだったんだと楽しめるかも。







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