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好きなことだらけさ…

第15回 世界バレエフェスティバル〈Aプログラム〉

2018年08月04日 | バレエ

2018年8月3日(金) 開演18:00 東京文化会館 大ホール

連日暑いけど、1日から始まってる3年に1度のフェスに行って来ました~。

会場ロビーに大きな花が飾ってありました。
よく見ると土台に白鳥が…
木彫りっぽいけど、ちょっとなんだかなぁって気がw

― 第1部 ―

「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
エリサ・バデネス ダニエル・カマルゴ
カマルゴの大技に度肝を抜かれました!!ww
フェスを盛り上げる要素満載~

「ソナタ」
振付:ウヴェ・ショルツ/音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ 
一変してアイシュヴァルト&リアブコは落ち着いた大人なバレエを披露。
はじける若さとは対照的なやわらかくしっとりした演技でした。

「ジゼル」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン
シムキン「ジゼル」似合わね~とか思いながら観賞。
彼は王子キャラじゃないんじゃないか?
さすがに繰り出す技は一級品でしたが、何か地味。

「アポロ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
オレシア・ノヴィコワ デヴィッド・ホールバーグ
久々にホールバーグ観ました。
チケ取ってもケガで来られない事多々。
今回もホントに来るのか信用してなかったw
線が細くて折れそうだったけど、ボリショイっぽくなったなぁと。

「コッペリア」
振付:アルチュール・サン=レオン/音楽:レオ・ドリーブ
サラ・ラム フェデリコ・ボネッリ
これはもうサラ・ラムの可愛さでしょ!!キラキラでした~

― 第2部 ―

「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ヤーナ・サレンコ

「カラヴァッジオ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
音楽:ブルーノ・モレッティ(クラウディオ・モンテヴェルディより)
メリッサ・ハミルトン ロベルト・ボッレ
さすがのボッレ!!
演目もあって二人ともミケランジェロの彫刻が、まま動いてるようにしか見えない。

「くるみ割り人形」
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
レオノール・ボラック ジェルマン・ルーヴェ

「・・・アンド・キャロライン」
振付:アラン・ルシアン・オイエン/音楽:トーマス・ニューマン
オレリー・デュポン ダニエル・プロイエット
これ音楽にのせてナレーションがずーっと入ってるんですが、
それが何を言ってるのか分からない。そこがすごく残念。
「アメリカン・ビューティー」って映画から着想を得て振付って書いてあったけど、
ダンサー二人が男女ではなく親子だったのかと。
字幕流して欲しかった。

「ファラオの娘」
振付:ピエール・ラコット(マリウス・プティパに基づく)/音楽:チェーザレ・プーニ
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
いやもうフェスといえば、ボリショイのこれでしょってくらいだw

― 第3部 ―

「カルメン」
振付:アルベルト・アロンソ/音楽:ジョルジュ・ビゼー、ロディオン・シチェドリン
タマラ・ロホ イサック・エルナンデス
エルナンデスが若くってロホと踊ると母子に見えてしまった~

「ルナ」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
エリザベット・ロス
ベジャールだなぁ、衣裳のせいもあって、
人工知能搭載ヒューマノイド型ロボット的な…人っぽくないw

「アンナ・カレーニナ」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
レヴァツォフかっこいい~

「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク
アシュレイ・ボーダー レオニード・サラファーノフ

「アフター・ザ・レイン」
振付:クリストファー・ウィールドン/音楽:アルヴォ・ペルト
アレッサンドラ・フェリ マルセロ・ゴメス
これまた文句ない。フェリ凄いな、50代半ばにしてこれですか。

― 第4部 ―

「ドン・ジュアン」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:クリストフ・ウィリバルド・グルック、トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア、トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
この日2度目のリアブコ。
この二人世界感ガッチリ表現してました。
片手で横になってるパートナーを胸の前で持ってるって
胴体浮遊にしか見えないぞwマジシャンか!?
言葉足らずでどんな格好になってるか伝わらないと思うけど

なんかこんな感じでしたw
アッツォーニが片手を胴体に回していると思うけど、体幹凄いわ。

「シェエラザード・パ・ド・ドゥ」【世界初演】
振付:リアム・スカーレット/音楽:リムスキー・コルサコフ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
幕が上がってセンターに座ってる、えっ!!コボー!?
山海塾いやいや、マルコメ君いやいや、ボーズ…
すっかり出家なさった様子w
コボーそんなに好きじゃなかったけど、こっちの方がいいのでは。
で、この二人のために創作されたシェラザード。
二人にしか出せない世界を表現してました。コジョカルはいいなぁ。

「ヘルマン・シュメルマン」
振付:ウィリアム・フォーサイス/音楽:トム・ウィレムス
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル
フォーゲル、フェス宣伝のためにNHKのごごナマにチラッと出てましたね。
王子オーラ振りまいてました~いやカッコイイです。
ヘルマン・シュメルマンでは王子ではなく、
セミオノワと黄色いスカート姿でダンスパフォーマンス。
何履いてもカッコイイですw

「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ 
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
ドロテ・ジルベール マチュー・ガニオ

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ミリアム・ウルド=ブラーム マチアス・エイマン

指揮:ワレリー・オブジャニコフロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
チェロ:伊藤悠貴(「瀕死の白鳥」)
ピアノ:原久美子(「瀕死の白鳥」「タランテラ」)

今回、初っ端のカマルゴが超絶技を繰り出し、
レベルを一気に上げまくってしまった感がw
4幕目は全演目が短い時間で
キッチリ世界感を表現できる内容で揃えてきて見応えありました。
さて、次はBプロです。