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好きなことだらけさ…

『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』

2014年05月15日 | 映画 邦画

 チャランポランな性格で毎日お気楽に過ごしていた勇気(染谷将太)は大学受験に失敗。
彼女にもフラれ、進路も決まらないという散々な状態で高校の卒業式を迎える。
そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙で微笑む美女に釣られ、
街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することを決意。
だが、ローカル線を乗り継いで降り立った神去(=かむさり)村は、
携帯電話の電波も届かない“超”が付くほどの田舎。
鹿やら蛇やら虫だらけの山、同じ人間とは思えないほど凶暴で野生的な先輩のヨキ(伊藤英明)、
命がいくつあっても足りない過酷な林業の現場……。
耐えきれずに逃げ出そうとしていたところ、
例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいることが判明。
留まる事を決意するが……。
休む間もなく訪れる新体験、野趣溢れる田舎暮らし、
底なしに魅力的な村人に囲まれ、勇気は少しずつ変化してゆく。
果たして、勇気と直紀の恋の行方は?そして、勇気は無事に生きて帰れるのか!?
(Movie Walkerより)

染谷くんは好きだけど林業全く興味なしw
そのうちTVでやるだろと思っていたら、お誘いが。
観たくないわけじゃないので行って来ました。
思ってたより面白かったかな。
誘ってくれた友人は三浦しをんの原作を途中まで読んで
つまんねーと放り出したんだそうでw
(でも、観に行くんだw)

まあストーリーはさほど目新しくもなく、
ダメダメな都会っ子の主人公が軽い気持ちで林業の世界に飛び込み、
それなりに自分を立て直して生きていく道を見つけるというようなものです。が、
この映画の面白さはやはり、吹き替えなしで俳優本人がすべてやっているって事かな。
チェーンソーも高所作業も全部だそうで、こりゃ凄いなと観てました。
染谷くんはド素人設定ですからいいとして(それでもしっかり練習したと思われ)
ヨキ役の伊藤英明を筆頭に他の俳優さん方は
林業1本で生きている男たちなわけで、堂に入ってなくてはならず、
なかなか迫力あり、山で仕事をするという空気感がよく伝わりました。
そして実写で撮ったという祭りシーン。
木製レールから的まで本当に作って本物の大木、御神木を滑らせたんですね。
いやぁ、怖かったですよw

勇気くんはいい子なんだろうけど、最後まで軟弱。
厳しいというより、凶暴な先輩にどんなにドヤされても、どこかエヘラ、エヘラしてる。
仕事に魅力を感じても、心にスイッチが入っていい男になる、わけでもなくそのまんま。
染谷くんの持ち味が出てて面白かったです。
凶暴な伊藤英明の方は別れのシーンで大泣きってのは定番かな。
ヨキの奥さん役の優香は『黒執事』の時よりこっちの方が断然いいw
子供らも犬もいい味です。
伊藤英明&染谷で『悪の教典』より
マキタスポーツ&染谷で『みんな!エスパーだよ!』思い出しましたww