長さんの築きノート

日々の小さな反省、気づいたことを記録し、なりたい自分を築くために

IMAX劇場

2013年07月28日 | お気に入りの映画
映画大国といえば、もちろんアメリカ。

ところがその興行収入の鍵を握るのが中国。

2013年上半期の中国の映画興行収入は、36%アップの100億9900万元(約1770億円)。

中国の映画市場はすでに日本を抜いて世界第2位になっていて、20年には1位のアメリカを抜く見込みだそう。

中産階級のメディアや娯楽に対する支出が増えていて、10年は3500億ドルだったのが、昨年は5470億ドルに跳ね上がっているそうです。

しかしその62%は中国映画で、ハリウッド映画など外国映画は21.3%減。

その理由は、13年上半期に上映された新作映画146作品のうち117作品が中国映画だったことに加え、ハリウッド作品が不利な条件で公開されているためだそうです。

5月のメーデーの3連休に公開されたのは中国映画「So Young」で、「アイアンマン3」は公開を許されなかったんだとか。

また11月、12月は中国で観客動員が増える時期ですが、「007 スカイフォール」「ホビット 思いがけない冒険」は年明けまで公開が延期に。

中国の映画市場が急速に拡大しているのは確実で、このペースで推移すると5年後にはアメリカの規模を上回る可能性もあるそうです。

興業収入の為には中国人好みの映画を作らないといけないくなってきているんでしょうか?

ただ、中国市場の難点は、消費者の好みが非常に変わりやすく、海賊版の横行にあると指摘されています。

現段階では、全体の18%にあたる2億4700万人が中産階級とみられていますが、20年までには約40%の6億人に膨れあがる見込みで、外国のメディア企業にとってみれば看過できない巨大市場となっています。

ちなみに、中国の中産階級の平均は、「一世帯に2台の自家用車、1人の調理師を持ち、海外リゾートによく行く」だそうです。

今中国の中産階級の人たちの不安は、汚染や食の安全、教育体制への不安だそうです。

経済成長よりも国民生活の質の向上を願い、下水油を食べさせられたり、乳製品の品質を心配しないで済むようにしてほしいというのが本音でしょうね。


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