長さんの築きノート

日々の小さな反省、気づいたことを記録し、なりたい自分を築くために

日本の仏壇・仏具が海外で人気!!

2016年07月07日 | 一般常識
仏壇仏具を製造・販売する京仏具小堀様(京都市下京区)。

香港そごう、台湾台北そごう、台南三越などの海外催事で何度もご一緒させていただきました。



昨年、香港の百貨店「香港そごう」に常設店舗を出店され、注目されています。





同社の海外出店は初めてで、仏壇仏具業界でも海外初の常設店になるそうです。

香港はアジア有数の金融都市であり、世界展開をする日本企業にとって抑えておくべき重要な拠点の一つでもあります。

香港はイギリス主権から中国主権への移譲を歴史上で経験しその特殊な背景からも世界に類を見ない文化的・経済的な特徴を有するに至っています。

またその特徴が香港をユニークな魅力ある国にしているとも言えるでしょう。

その特徴といえるのが以下の五つ。

•イギリス文化と中国文化が入り混じっている国際色が豊かな場所

•人や物の中国への入り口であり中国からの出口という側面

•タックスヘイブン(法人税率16.5%、所得税は15%)

•関税なし

•貿易のハブ

香港の代名詞といえば、その世界一とも評される自由経済と税制でしょう。

また、この自由経済と低税率こそが多くの外国企業を「優れたビジネス環境」としうて香港に引きつける理由でもあります。

「一国二制度」という世界でも稀有な存在として際立っており、中国でありながら中国ではない高度な自治権が維持されている場所です。

そのため中国本土とは異なり、ガラス張りの法制度、資本主義に基づいた経済活動のための制度が整備されています。

規制緩和が浸透しており、シンプルで低率な税制、教育水準が高く多言語適応能力の高く中国や国際ビジネスに適応ができる人材も多く存在します。

ちなみに、京仏具小堀様は、日本の伝統工芸の魅力をアジアへ発信する狙いがあり、香港そごうの常設店は、売り場面積約40平方メートル。

日本とは異なり、現地で好まれる金色やピンクなどカラフルな色でデザインされた仏壇仏具が店内に並ぶそうです。

初年度の売り上げ目標は1200万円。

小堀進社長は「日本の伝統工芸を絶やさないよう海外へ発信したい。日本人の他を思いやる仏教的な生き方が広まる一助になれば、大変うれしい」と話しておられます。

同社は1775(安永4)年創業の仏壇・仏具の専門店。

昨年、香港そごうの催事に参加した際、予想を上回る売り上げがあり、百貨店側の要請で今回の出店を決めたそうです。


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