kurogenkokuです。
176 冊目は・・・。
デフレの正体 - 経済は人口の波で動く
藻谷浩介 著 角川oneテーマ21
いきなりですが、kurogenkoku的には今年読んだ本の中でNO1、NO2を争う本です。
それはなぜか・・・。
「読んでみて得した本、損した本」
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/2762.html
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読者レビューが多くて5つ星というのが文句なしですが、kurogenkoku的に好きなのは・・・。
読者レビューが多くて、賛否両論、意見がぶつかっている本です。
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実は著者の話は目の前で何度か聞いたことがあります。
この著書においても終始一貫、主張している事は変わっていません。
「事実(統計データ)を自分はこのように読み解き、だからこのような解決策を提案する」
本書において参考文献はどこにもなく、公表された統計だけをもとに著者が持論を展開しています。それがなんとも爽やかに感じました。
経済学の常識からかけ離れた部分が多いので、エコノミストから反対意見は噴出するでしょう。
だからといって著者のように違った角度からものを考察し、堂々と主張する姿勢は否定すべきことではないですし、こういう考え方があるからこそ経済問題に関心が持てるようになるんだと思いました。
星5つです☆
【目次】
第1講 思い込みの殻にヒビを入れよう
第2講 国際経済競争の勝者・日本
第3講 国際競争とは無関係に進む内需の不振
第4講 首都圏のジリ貧に気づかない「地域間格差」論の無意味
第5講 地方も大都市も等しく襲う「現役世代の減少」と「高齢者の激増」
第6講 「人口の波」が語る日本の過去半世紀、今後半世紀
第7講 「人口減少は生産性上昇で補える」という思い込みが対処を遅らせる
第8講 声高に叫ばれるピントのずれた処方箋たち
第9講 ではどうすればいいのか(1)高齢富裕層から若者への所得移転を
第10講 ではどうすればいいのか(2)女性の就労と経営参加を当たり前に
第11講 ではどうすればいいのか(3)労働者ではなく外国人観光客・短期定住客の受入を
補 講 高齢者の激増に対処するための「船中八策」
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