kurogenkokuです。
256冊目は・・・。
顔のない軍隊
エベリオ・ロセーロ 著 作品社
だいぶ前の日経新聞で紹介されていた本です。解説が印象的だったので記憶に残っていました。書店でたまたま見つけたので購入した次第です。
舞台はコロンビアの人里離れた村。
主人公は70歳を越えた老教師。愉快で楽しい展開で推移していきますが・・・。
政府軍、武装勢力、麻薬密売組織。
誰がどれともわからない中で、村人がどんどん殺されていく。この村に残ろうと考える者、村から逃げ出そうという者。どちらもうまくいかない。その心理描写は絶妙です。
最後まで正体のわからない敵を「顔のない軍隊」としています。この話は小説の中だけでなく、現実社会の中でも起こっているであろうと考えると複雑になってきます。
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