花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

奥日光テクテク旅は汗だらけ

2013年06月05日 | 登山

水に写るクリンソウ、千手ヶ浜


川向こうの群生地のクリンソウ


千手ヶ浜の奥から男体山を望む


千手ヶ浜の奥、千手観音堂跡地の手前の沢で
ズミが美しい。


西ノ湖の水が半分しかなく、湖底が干上がっている


西ノ湖の水の色と山の緑がすばらしい


西ノ湖のズミ林


千手ヶ浜から西ノ湖に向かうと、足下にはわずかに
クワガタソウが咲いていた。

6月3日、7時50分発のバスで赤沼から千手ヶ浜に向かった
千手ヶ浜のバス停まえの自生のクリンソウは、鹿除けネットの
中で結構咲いている。

おなじみの群生地に行くと、どうしたわけか花が少ない
裏の川に行って、水に写るクリンソウを撮影した。

千手ヶ浜から黒檜岳に向かうと、途中に千手ヶ浜の名前の元に
なった「千手観音堂跡地」が有る。
どうしたわけか、今年はやたらと倒木が多く、千手観音堂跡地も
倒木だらけであった。

観音堂跡地から引き返して、林の中で「エゾハルゼミ」の大合唱を
録音した。
このセミは、山の気象予報士と呼ばれて、晴れていると鳴き、雨が
降りそうになると泣きやむらしい。
だから、鳴き声が聞こえなくなったら、天気が下り坂だと思えば
良いらしい。
そして鳴くのは繁殖の為、オスだけが鳴いてメスを呼ぶと言う
鳴きなしは「ミョーキーン、ミョーキーン、ケケケ・・・」と
言われているのだが、私にはそんな風には聞こえない。
どちらかと言えば、蛙の鳴き声に聞こえてしまうのだ。

途中で西ノ湖に行きたいというご夫婦らしい方と出会い、私も行く
からとコース案内しながら音次郎橋を渡った。
千手ヶ浜一帯の林には、鹿の食わない植物が繁茂している
マルバダケブキもその一つで、林の中が一面に覆われている
一見すると、フキの様な丸い大きな葉が特徴である。
7月から8月にかけて、黄色い花に覆われるに違いない。
またハルニレの林の中には、フッキソウの大群落も有る。

この後、千手ヶ浜から西ノ湖に向かい、途中「山の神」に寄って
西ノ湖に行き、ズミの林を眺めて、西ノ湖入口バス停まで歩き
そこから再び左の遊歩道に入り、小田代ヶ原に向かって歩くと
弓張峠に着く、弓張峠から小田代ヶ原遊歩道を目指して、左の
山道に入ると、これが結構長い、特に登りの階段では息が切れた
小田代ヶ原の西の木道に抜けた時には、正直ホッとしたのである

小田代ヶ原の木道を半周して、赤沼茶屋を目指す。
途中でツマトリソウの花が沢山咲いていたが、赤い縁取りの
褄は見られなかった。