暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

いつの時も

2023年02月10日 | 古民家
 煙に巻かれる夢見心地で過ごせる時間は・・・どこに行けば巡り合えて・・・
どうやって潜り込めば味わえるのだろうか・・・。
押し入れの中の布団にくるまった時や・・・お風呂の湯船に頭ごと浸かって天井を見た時も・・・
新しい物語や、知らない世界に飛び出しそうな予感がしても・・・
目が覚めればいつもと同じ朝ごはんが並んで・・・無造作に変わらない時を食んでいる・・・。

雪景色が似合う合唱造りの田園風景は・・・苦労と我慢の暮らしの中に残された、やさしさの景色・・・。
1年の半分近くを雪と過ごし・・・待ち遠しい春の花や、夏の草いきれの香りを受け止めて幸せを想い・・・
稲穂の先に古民家が映る風景も、日本の良さを感じるけれど・・・
辛抱の先にある・・・慎ましい暮らしに、美しく映える居場所は生まれるような気がする・・・。

写実的ではない和菓子の世界にも・・・季節を掴んで離さないお菓子が生まれるように・・・
暖かで面白く・・・ヒヤリと涼し気に場を整える力を持っていて・・・
洋菓子のように派手できらびやかなでは無くても・・・
色や香りに、夢見る景色を思い描かせてくれると・・・
変わらない暮らしの中には・・・いつもいつの時も、夢見る世界が転がっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする