暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

損得

2023年02月05日 | 古民家
 何事もほどほどが宜しいと諭されて・・・それでも多くを頂こうと慌てるのは・・・
後に備えようと心配しているのか・・・わがままで動いてるのか、と言われれば・・・
後者の方々が、致し方なく多い気がするのは・・・とても寂しいのだと思言われれば・・・
「結」の暮らしはとても崇高になってしまうのだろうか・・・。

乳白色を通して灯りが広がる・・・狭い部屋でも小さな灯りは届かなく・・・
手元や足元に取り付いて瞬くロウソクではもどかしく・・・
手をかざすほどの眩しさは・・・余計なモノまで見えてしまう・・・。
知りたがりで失敗をする事があって・・・知らな過ぎで恥ずかしくなって・・・
知らない事の方が多くなった暮らしに・・・損をするからと知ろうとすれば、後悔ばかりが姿を見せる・・・。

暮らしには、協力が近くにあって・・・手間返しの住まい造りに、お互い様は上手に絡んでいた・・・。
クレーンやユンボの無い手仕事では・・・人の手数と時間で物事は進んで・・・
今では想像もつかない造りを・・・手作業で組み上げる技がありました・・・。
大きな住まいの大きな木材が、人の手で組み上げられる不思議・・・
精密な道具も無いのに・・・米粒のような手仕事で、螺鈿や彫刻は仕上げられている・・・。
人の力に限界はありそうである意味無くて・・・自分だけでは心もと無いと、人の手の借り受けは生まれ・・・
損得の無い伝統の繋がりが・・・残されて来たんだと思います。

コメント
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