暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

住まいの力

2023年02月17日 | 古民家
 土埃がカサカサと入り込んで・・・ひそひそと風の声が通り過ぎて行く・・・
隙間風の悪戯に気付かない暮らしになれば・・・気付いていた言葉の一つ一つがてんでバラバラで・・・
どこまで行っても同じ時間の流れのまま・・・外に出ても曖昧な季節に・・・
吹きさらしの住まい方が・・・どれほど繊細なのか教えてくれる気がする・・・。

土や竹で編みこんだ壁も・・・萱や麦藁を重ねて編み込んだ屋根も・・・
人の手をたくさん分けてもらえたおかげで・・・長い間暮らしを温めて・・・
たまに補修をして・・・差し替えてお手入れをして行くと、世代を越えて住継がれて行き・・・
新しく建て替えるよりも・・・再築や移築をしながらの住まい方には・・・
大切な資源を、次の世代に引き継ぐ役割がありました・・・。

風通しが良く・・・開け放した住まい方に廻りが合わなくなっても・・・
身体を造る食事が大切なように・・・住まいが育てる身体の影響も、大きく暮らしと歩いて行くはずで・・・
生れた場所が心に元気を・・・育った場所は、体に大切な栄養を与えてくれるみたいに・・・
食育も・・・住育も絡み合うように、毎日を感じる力を手に入れられたらと思います。




コメント
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