暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

もどかしい

2023年02月01日 | 古民家
 何度も繰り返し・・・時と共に変化を楽しむ住まい方・・・。
一生変わらないモノがない以上・・・どこかでお別れは来るけれど・・・
一緒に歩く時間が長ければ朗らかなことだし・・・毎日出会える時間を長く楽しめて・・・
気付かないほどの変化を感じながら・・・変わって行く時間を楽しめると・・・
変化のない繰り返しよりも、ずいぶん楽しいと思う・・・。

木目が棘のように・・・刃物のように・・・ガサガサの紙のように・・・
長い時間が木の板を風化させて・・・浮造りの美しい姿を見せてくれる・・・。
浮いたり割れたりすれば張替するしか無くても・・・雨風と一緒に数十年、自然の力を感じさせてくれる・・・。

一生懸命働けば・・・どこかで休みは必要だけれど・・・
何度も一息入れながら、ゆっくりと出来上がる方が・・・思い出がずっと長く続くような気がして・・・
無理して急いでガラガラしても・・・何だかせわしない陰りが待っているような気がする・・・。
木は乾燥させないと使えなくて・・・土は発酵させて寝かせないと使えなくて・・・
厳しい寒さに氷も広がれば、左官の仕事もお手上げで・・・
手仕事に・・・ゆとりの時間はとても大切なモノ・・・。
時間が長ければ・・・もどかしさよりも、ゆっくりを楽しむ時間に豊かさが訪れるような気がする。

コメント
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