年が明けてまだ間もない頃、
真名板の郵便局へ行ったついでに、
久伊豆神社へふらり立ち寄った。
真名板高山古墳のすぐ近くに鎮座する神社で、
境内には鎮守の杜がわずかに残っている。
特に何があるというわけではない。
一般的な地域の神社だ。
江戸時代には、花蔵院というお寺が神社の管理をしていた。
花蔵院は火事で焼失してしまったが、
古墳の麓には薬師堂が建っている。
相当大きなお寺だったのだろう。
現存する仁王門が、往古の隆昌を偲ばせる。
ちなみに、この地域で婚礼を行ったカップルは、
1年以内に薬師堂を詣でる習わしがあったという。
ただ詣でるのではない。
嫁入り衣装姿で詣でるのだ。
これを“嫁子呼び”と呼んだ。
境内には、若い見物人がたくさん集まって祝福したらしい。
同日とは限らないが、鎮守である久伊豆神社への参拝もあっただろう。
村人たちは、村に入る嫁を温かく迎えたのかもしれない。
久伊豆神社は大通りから眺めることができる。
ただ、参拝となると小さな道を通らなければならない。
交通には十分気を付けたい。
神社の周囲は田畑が広がり、のどけさを誘う。
ぼくがこの神社に足を運んだのは、特に理由はない。
まだ数えるほどしか足を運んだことのない神社だ。
真名板高山古墳は、それこそ何度も足を運んでいるのに、
道を一本隔ててその頻度は歴然としている。
なぜだろう。
古墳と花蔵院の吸引力はいまも健在といったところか。
真名板の郵便局へ行ったついでに、
久伊豆神社へふらり立ち寄った。
真名板高山古墳のすぐ近くに鎮座する神社で、
境内には鎮守の杜がわずかに残っている。
特に何があるというわけではない。
一般的な地域の神社だ。
江戸時代には、花蔵院というお寺が神社の管理をしていた。
花蔵院は火事で焼失してしまったが、
古墳の麓には薬師堂が建っている。
相当大きなお寺だったのだろう。
現存する仁王門が、往古の隆昌を偲ばせる。
ちなみに、この地域で婚礼を行ったカップルは、
1年以内に薬師堂を詣でる習わしがあったという。
ただ詣でるのではない。
嫁入り衣装姿で詣でるのだ。
これを“嫁子呼び”と呼んだ。
境内には、若い見物人がたくさん集まって祝福したらしい。
同日とは限らないが、鎮守である久伊豆神社への参拝もあっただろう。
村人たちは、村に入る嫁を温かく迎えたのかもしれない。
久伊豆神社は大通りから眺めることができる。
ただ、参拝となると小さな道を通らなければならない。
交通には十分気を付けたい。
神社の周囲は田畑が広がり、のどけさを誘う。
ぼくがこの神社に足を運んだのは、特に理由はない。
まだ数えるほどしか足を運んだことのない神社だ。
真名板高山古墳は、それこそ何度も足を運んでいるのに、
道を一本隔ててその頻度は歴然としている。
なぜだろう。
古墳と花蔵院の吸引力はいまも健在といったところか。