クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

クニのウラ部屋雑記(62) ―「埼玉の幻の城と埋もれた夢」―

2009年01月21日 | ウラ部屋
30歳になって最初の大きなイベントは、講演だ。
1月26日(月)に埼玉県人会という会の
新年賀詞交歓会の中で講演させていただくことになっている。

演題は「埼玉の幻の城と埋もれた夢」。
ぼく自身が考えたのだが、
いささか大層な演題をつけてしまったと思う。
(詳細は「埼玉往来」参照)

埼玉文学賞の授賞式のときにお話を貰い、
後日担当者が直接会いに来て下さった。
拙稿「放課後の羽生城」に則しつつも、
実在した“冨田勝治”先生の軌跡と夢、
羽生城の軌跡とそこに埋もれた夢、
そして周辺の幻と化している城。
それと、ぼく自身の冨田先生や羽生城とのエピソードについてお話しする、
という方向性で決まった。

元来ぼくは口下手で、スラスラ言葉が出てこない。
舌を噛んだり、頭が真っ白になったりと
悪いイメージばかりが思い浮かぶ。
“楽しく”をモットーに挑みたいけれど、
緊張の方が大きい。
なるようにしかならず、
いまの自分を出し切りたい。

ところで、羽生城址には天神社が鎮座している。
菅原道真が祀られ、いわゆる学問の神様である。
ぼくはこの神社に週に1度は足を運ぶ癖がある。
最初は史跡巡りだったが、
せっかく神社があるので神様に挨拶をしたら、
いつしかそれが習慣になった。

天神社は良い。
手を合わせることは悪いことではないし、
自分を見つめることで、
いまの状況を知り、進むべき方向を知ると思っている。
神社は御利益を貰うのではなく、
前向きに生きようとする力を自ら得る場所だ。
もし何かに行き詰まっていたら、
一度手を合わせみると何かが見えてくるかもしれない。

講演の前に、天神社と冨田先生のお墓参りに行こうと思う。
冨田先生がいま生きていたら、何と言うだろう。
無事に30歳になったという報告を兼ねて、神社と寺へ行く。
ちなみに、そのついでに髪を切ったら、
その縁起は果たしてどうなのか……

※最初の画像は東谷天神社(埼玉県羽生市東5丁目)

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