クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

夏の終わりに

2018年08月27日 | ウラ部屋
夏が終わりますね。
大人になったせいか、お盆が過ぎると秋モードです。

皆さま、どんな夏をお過ごしになったでしょうか。
2018年は猛暑続きで、台風も多く発生しました。
外に出る機会が増えたせいか、意図せず例年よりも日焼けした気がします。
いや、人からそう言われます。

取りかかっている原稿があって、
なかなかブログに手が付けられない状態が続きました(いや、いまも)。
また、その原稿とは別に校正作業が入り、
ここ2、3年の自分に再会するように文章を読み返しました。

そのせいというわけではありませんが、
今年は夏祭りへ行く機会が減った気がします。
子どもが風邪を引いたせいもあるかもしれません。
つい先日も、羽生の源昌院の盆花大会も行く機会を失ってしまいました。

でも、全く行けなかったわけではなく、羽生と加須の夏祭りには参加。
十代の頃と違って、行けば誰かと会えるというわけではありませんね。

たまに懐かしい人とばったり顔を合わせることもありますが、
もう「大人」です。
彼らのような「大人」ぶりに自分もなっているかと言えば、
全く自信がありません。

思えば、2018年は「平成」最後の夏。
僕にとっては30代最後の夏でした。

小説「放課後の羽生城」で埼玉文学賞を受賞したのが2018年だったので、
あれから10年が経つのだなぁと感慨深くなってしまいます。
ちなみに、2018年は1979年と同じ曜日だそうです。

1979年は僕が生まれた年。
1月生まれの僕は人生初めての夏だったわけですが、
むろん記憶していません。
少なくとも、2018年よりかは暑くはなかったでしょう。
世の中では、「うまい棒」や「ウォークマン」や発売された夏だったそうです。

どんな夏にもそれぞれの記憶があると思います。
夏を特別視しているわけではありませんが、
何か新しい物語が始まりそうな予感を覚えさせる季節かもしれません。

今年の夏は、どんなことが記憶に刻まれるのでしょう。
大きな出来事か、それとも自分でも意図しないくらい何でもないことか……。

僕の住む町ではツクツクホウシがよく鳴いています。
これを聞くと自ずと染まっていく秋めく心。
写真の整理をしていたら、
夏祭りのときに写した息子と娘の後ろ姿のものが見つかりました。

山車を見るその姿はまるで夏の後ろ姿のよう。
少しだけ寂しい気持ちになるのは、
3歳と1歳の彼らを見るのはいましかないからかもしれませんね。

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