クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

羽生の小さな落し堀に心ときめく?

2016年12月26日 | 利根川・荒川の部屋
羽生市砂山に存在する小さな堀。
古川落。
この小さな流れに心ときめくものがある。

自転車で古利根川巡りをしていたのは20歳を過ぎた頃。
この手のものに心ときめかせ、
図書館で調べては再び足を運んだ時間は充実していた。

同世代に話しても賛同を得られるのは難しい。
だから行動するときは1人。
ときたま誰かと一緒のことがあっても、
相手は「強制的につれてこられた」感が満載だったのを覚えている。

1人でも古利根川やそこに点在する史跡と出会ってはワクワクしていた。
あれは新しい世界が始まる予感の何ものでもない。

地味で年寄くさいとの声もあったが、ときめくのだから仕方がない。
誰に何を言われようと、心の琴線に触れるものは変えられない。
それによって失ったものもあった気がするが、
性分だから避けようもない。
無理に何かに合わせても、長続きはしなかったに違いない。

1人たたずむ砂山の落し堀。
時代の流れは速さを増している。
歴史は古くなり、同時に更新され、新たな年輪を刻んでいる。
20代は遠ざかっても、ときめきはいまも変わらない。

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