〔15.4.5.日経新聞:日曜に考える2面〕
2012年の株主総会でシャープ本体への出資を目指すと強調した郭董事長
電子機器の受託製造サービス(EMS)で世界最大手である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業がシャープへの「未練」を断ち切れないでいる。鴻海は米アップルに対するスマートフォン(スマホ)用の中小型液晶パネルの納入再開を目指している。その悲願を達成するためにも、シャープのブランドや . . . 本文を読む
〔15.4.5.日経新聞:企業面〕
大成建設はトルコ政府に対し、過去に手がけたボスポラス海峡のトンネル工事費用について、未払い金を支払うよう求める書簡を出したと明らかにした。未払い金は約2億ドルとみられる。大成は金額を「回答できない」としているが、業績への影響は軽微のようだ。
現地報道によると、山内隆司社長(現会長)が1月末、工事完成を急ぐため必要になった追加費用の支払いを求める書簡をエルド . . . 本文を読む
〔15.4.5.日経新聞:企業面〕
ソニーは4割超に達していた本体の正社員に占める管理職の比率を2割に半減する。年功要素をなくし、役割に対する報酬を明確に定めることを柱とする新人事賃金制度が今月1日に始動した。制度刷新は10年ぶり。テレビやスマートフォン(スマホ)などエレクトロニクス事業が縮むなか、硬直化した組織を見直し、膨らんだ本社の固定費にメスを入れる。
管理職の正確な人数は明らかに . . . 本文を読む
〔15.4.5.日経新聞:国際面〕
米欧など6カ国とイランは同国の核開発を巡る枠組みで合意した。イランが核開発制限の約束を守れば、米欧は制裁を解除する。履行検証や解除の手順など6月末までの最終決着に向け課題は残るが、世界経済にイランが本格復帰する道が開けた。反イランのサウジアラビア、イスラエルは対米不信を強め、中東秩序に変化の兆しがある。イランの原油輸出拡大や市場開放をにらみ外資の期待と不安 . . . 本文を読む
〔15.4.5.日経新聞:総合・政治面〕
「日米同盟は鳩山問題を克服できたから、オバマ問題も克服できる」。対日政策に長く関わった元米国務省当局者の発言である。鳩山問題は鳩山由紀夫首相当時の日米関係の混乱だが、オバマ問題とは何か。
オバマ大統領がシカゴの社会派弁護士の気分のまま進める外交・安全保障政策を指すらしい。軍事費は削る。軍事力行使の決断を避け、融和的対応をする。いわば「嫌軍」の思想 . . . 本文を読む
〔15.4.5.日経新聞:1面〕
【ニューヨーク=山下晃】米主要企業500社の2015年1~3月期決算は、事前の市場予想では前年同期比2.8%の減益になりそうだ。マイナスは金融危機後の09年7~9月期以来、およそ5年半ぶり。原油安でエネルギー関連企業が苦戦するほか、ドル高が海外展開する企業に逆風となる。決算内容は足元で上値が重くなっている米株相場を左右しそうだ。
調査会社トムソン・ロイターの . . . 本文を読む
〔15.4.5.日経新聞:1面〕
上場企業の配当や自社株買いによる株主還元(総合・経済面きょうのことば)が2014年度に約13兆円と、7年ぶりに最高になる見込みだ。純利益額の4割強に当たる。構造改革や円安の効果などで業績が拡大し、企業は積極的な設備投資や賃上げにも動き始めた。稼いだ利益や資金をため込まず有効活用することで、消費や生産など幅広い景気の押し上げが期待できる。
日本経済新聞社 . . . 本文を読む