〔15.3.18.日経新聞:1面〕
日銀の黒田東彦総裁は17日の金融政策決定会合後の記者会見で「物価の基調は着実に改善している」と表明した。20日で就任から2年。足元で2%の物価上昇目標の実現は遠いが、脱デフレ(総合2面きょうのことば)に向けた流れは途絶えていないと強調した。3年目の黒田日銀は、賃金上昇を起点に内需の好循環入りを狙う。物価上昇への強い決意と柔軟な政策運営の両立が問われる。( . . . 本文を読む
〔15.3.13.日経新聞:国際2面〕
――2015年の米国の経済成長率をどう予想しますか。
「3%成長が可能とみている。ドル高は米製造業にとって逆風になるが、個人消費が強い。住宅も上向く。金融危機後に停滞していた成長率は昨年から(2%強の)潜在力を上回る軌道に乗り、今年もそれが続く」
――2月の雇用統計も力強い内容でした。米連邦準備理事会(FRB)はどう動きますか。
「まず今月17~1 . . . 本文を読む
〔15.3.12.日経新聞:国際2面〕
米雇用の回復傾向が鮮明になり、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを前倒しするという観測も強まってきた。これからの米金融政策は何が焦点となり、米国と世界経済はどこへ向かうか。識者に聞いた。
――2月の雇用者数は市場予測を大幅に上回り、米経済の底堅さを裏付けた。
「米経済の先行きには明白なリスク要因はみられず、原油安もあって景気循環の面からみれば良好だ。 . . . 本文を読む
〔15.3.10.日経新聞:国際面〕
【ベルリン=赤川省吾、ロンドン=黄田和宏】欧州中央銀行(ECB)は9日、「量的金融緩和」に着手したと発表した。ユーロ圏のデフレ懸念に対応するため、金融機関から国債などを月600億ユーロ(8兆円)ペースで買い取ってお金を流し込み、物価を押し上げる。金融市場では国債利回りが一段と低下する見通しだが、実施手法や政策効果にはなお不安が残る。
9日の欧州債券市 . . . 本文を読む
〔15.2.26.日経新聞:総合2面〕
【ワシントン=矢沢俊樹】イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は24日の上院銀行委員会での議会証言で、米利上げ時期を探る市場の観測が偏らないように周到に言葉を選んだ。はっきりしたのは、利上げ決定は最短で6月中旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)になるという点。ただ今後の政策運営も丁寧に説明し、市場が過剰反応しないように利上げへの地ならしは着々と進めてい . . . 本文を読む
〔15.2.21.日経新聞:総合1面〕
安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁の間に何が起きているのか。永田町や霞が関でさまざまな臆測が飛び交っている。2013年3月に黒田氏が日銀総裁に就いてまもなく2年。ふたりの関係は転機を迎えつつある。
首相と黒田氏が出席した12日の経済財政諮問会議。そこでの隠されたやりとりが関係者に波紋を広げている。
「黒田総裁は珍しく自ら発言を求め、財政の信認が揺らげば . . . 本文を読む
〔15.2.20.日経新聞:国際2面〕
【ベルリン=赤川省吾】欧州中央銀行(ECB)は19日、理事会での議論を盛り込んだ議事要旨を初めて公表した。今回対象となったのは国債を大量に買い取る「量的金融緩和」を決めた1月22日の会合。理事会メンバーの大半が量的緩和に賛成するなか、ドイツなど北部欧州が反発した様子がうかがえる。最後はドラギ総裁が反対派を押し切った。
ECB理事会は6人のECB首脳(総 . . . 本文を読む
〔15.2.19.日経新聞:経済面〕
日銀が追加緩和をめぐって、市場との対話に苦しんでいる。黒田東彦総裁は18日、金融政策決定会合後の記者会見で、追加緩和は「現時点で必要ない」と述べた。一方、物価が下振れすれば「ちゅうちょなく金融政策を調整する」とし、緩和に前向きな姿勢もちらつかせた。追加緩和への期待が完全に消えれば市場が混乱しかねず、難しい対応を迫られている。
黒田総裁は会見で、追加緩 . . . 本文を読む
〔15.2.13.日経新聞:マーケット商品面〕
各国の中央銀行や公的機関による金の保有量が増えている。国際的な金の調査機関、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が12日、公表した報告書によると、2014年に合計477トン増えた。増加量は13年と比べて17%多く、地政学リスクの高まりなどを背景に安全資産として手当てした形だ。5年連続の買い越しとなり、記録を確認できる過去50年間でみると、1 . . . 本文を読む
〔15.2.8.日経新聞:国際面〕
【ニューヨーク=佐藤大和】世界の中央銀行が金融緩和に動いている。原油安で景気減速や低インフレへの対応を迫られているほか、欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和決定を受け、対ユーロで自国通貨高の圧力を受けているためだ。昨年秋以降、中銀が利下げに動いた国は20を超えた。利上げが視野に入る米国のドルは独歩高になっており、米企業の耐久力が試される局面を迎えている。
. . . 本文を読む
〔15.2.7.日経新聞:経済面〕
日銀は6日、フィリピン中央銀行との間で、邦銀などが日本円を担保に同中銀からフィリピンペソを調達できる制度をつくることで合意した。現地に進出している邦銀や日本企業の現地通貨の資金繰りを支援するのが狙い。詳細な制度設計はまだだが、早ければ半年後に利用できるようになる見通しだ。
これまでシンガポール金融通貨庁やインドネシア中銀などと日本国債を担保に現地通貨を調達 . . . 本文を読む
〔15.2.6.日経新聞:経済面〕
日銀の金融政策を決める政策委員会で、大胆な金融緩和で緩やかな物価上昇を目指すリフレ派が勢いを増しそうだ。政府は5日、代表的なリフレ派の原田泰早大教授を審議委員に起用する人事案を国会に示した。人選は脱デフレをめざす安倍政権が一貫して主導し、アベノミクスの第1の矢である金融政策に寄せる期待がどれだけ強いかを裏付けた。
『日本を救ったリフレ派経済学』。原田氏 . . . 本文を読む
〔15.1.23.日経新聞:総合2面〕
【フランクフルト=赤川省吾】欧州中央銀行(ECB)が日米英に続き、金融政策で未踏の領域に踏み込む。日本のようなデフレ不況への危機感が強まり、量的金融緩和を決断した。政情不安のギリシャの国債も条件付きで買い入れ対象に含める。欧州の場合、中央銀行が買い入れる国債が多様になり、政策効果や副作用には不透明感がつきまとう。当面は通貨ユーロの一段の下落に期待する景 . . . 本文を読む
〔15.1.23.日経新聞:総合1面〕
【ロンドン=黄田和宏】22日の欧州金融市場では、欧州中央銀行(ECB)が決めた量的緩和策が「期待を上回る内容だった」(英キャピタル・エコノミクス)とひとまず好感した。外国為替市場ではユーロが対ドルで1ユーロ=1.14ドル台前半に下落し、11年ぶりの安値を更新した。米欧株式市場も主要指数がそろって上昇した。
事前の市場観測ではECBの資産買い入れ規 . . . 本文を読む
〔15.1.23.日経新聞:1面〕
〈欧州中銀の量的緩和策骨子〉
ギリシャ国債購入、条件付きで
○国債を中心とするユーロ建て債券を月額600億ユーロ購入
○期間は当面3月から来年9月まで。2%に近い物価上昇率の目標達成が見通せるまで続ける
○ECBへの出資比率に応じて各国の国債を購入する
○ギリシャなど重債務国の国債購入は条件付きで実施する
【フランクフルト=赤川省吾】欧州中央銀行(ECB) . . . 本文を読む