くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

電気羊は何の夢を見るのか?

2006-07-19 01:19:53 | ノンジャンル
ただいまぁ~!
またまた台湾に行ってました。
もちろん、お仕事ですよ。
自腹で旅行に行けるほど裕福な暮らし向きではないのだよ。
今度のホテルは、やたらと高級だったのは良いんだけれど、そこのADSLがどういうわけだかMAC.COMのメールとかここのブログとかだけ読み込ませてくれなかったんですよ。
掲示板は見えるんですけどね。セキュリティーのせい?


初日はスッゴイ雷雨というかスコールでねぇ。
河から溢れた泥水が田んぼとかに流れ込んでる様子がわかるでしょ?
気温も、なんと東京よりちょっと低いぐらいだったんです。
こりゃ良いやとか思ったのも束の間、翌日からはすっかり晴れてしまって、煉獄灼熱阿鼻叫喚の地獄絵図でごぜえました。
ひぃ~っ(T。T;


それでも、悪いことばかりじゃぁありません。
晴れたら晴れたで、こんな見たこと無いチョウチョも飛んでくるし。



こんな子とか。
白い点々の周りが青く光るんですけど、うまく写りませんねぇ。


もちろん、おヨゴレ君のケツもぬかりなく。


あいかわらず、おいしそう。


もちろん一日おヨゴレ君のケツを追っかけてたわけではありません。
高さ3mぐらいの足場の上でこんな風に勇壮に舞い踊る獅子舞とかも見てきました。
これ、世界的に有名になっちゃってるらしいですねぇ。
知らんかったわぁ。



さて、お昼の立食パーティーで、チョイとばかりシュールな体験?をしたので、少しアップしておこうと思いますのよ。
まずは、この寿司にご注目。
つややかな太マキ?
ラップが巻かれているんですけれど、今回おもしろかったのはそんなことではなくって、もちろんそこに添えられている小さな札です。
「寿司を総合する」?
Assorted Sushi っていうんなら、寿司盛り合わせの方がスマートなのでは?
まぁ、これはほんの序の口です。


クレームブリュレは「プリンをあぶる」。
僕の初めてのブリュレ体験は、カタロニア地方を旅したときだった。もうずいぶんと昔の話し。
あっちでは、クレマ デ カタルーニャって名前でしたね。要するにカスタードクリームの上にシロップをかけて焼いた物。見かけは旨そうだったんで、つい注文しちゃったんだけど、なにせ田舎料理ゆえ限度を知らない甘々で半分も食えませんでしたがね。
ってなわけで「プリンをあぶる」ってのは作り方の説明としても微妙に違う気がするのですが。


タルトの説明としては、何とも妙なこれ。
「ニワトリの海鮮塔をいぶす」???


「照り焼きソースを備えた焼かれたホタテガイ」
 .......?
まぁ、味は簡単に想像できるとは思いますが。
さて、長くなったので最後にこれ。


「甘いウリはサケの魚をいぶして巻く」
素晴らしいネーミング!
この不条理感。
料理の味以上に僕の脳髄に染み渡りました。

ここであえて勘違いな憶測をふくらませるとしたら、この料理の作者はひょっとするとあの有名なフィリップ・K・ディックのファンだったんじゃないでしょうか???なんてね。
で、本人に会ってみましたが、そんな訳あるはずないデス。
まじめな人だったの。>がっかり
中国語を日本語に翻訳する妖しげソフトのせいなんでしょうが、でも、そんな風に考えてみたくなる語感があると思いませんか?
同じように好きな言葉の響きで頭にこびりついてるのは、筒井康隆の「まったくもってホタテガイ」。すごいよねぇ。

以前僕も「アンドロイドは電気ウナギの夢を見るか」なんて書いたことがありましたが、今調べてみたらその手のパロディーって意外にたくさんあるんですね。
ここからちょっと抜粋。

「オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?」
  (株)光栄:1984or1985年:注記・ゲームソフト
『アンドロイドは電気コケシの夢をみるか』 白夜書房 : 1985年10月

ちっ、おいらの発想もこのクラスか。
もちっとひねってあるのがこの辺。

『哲学者はアンドロイドの夢を見たか―人工知能の哲学』哲学書房:1987年

「フィリップ・K・ディックはゴダール映画の夢を見るか?」『映画秘宝 vol.36』所収:洋泉社:2002年

「ポニーテールは馬並の夢を見るか!?」『イケナイコト2003』(TENMAコミックス)収録:茜新社:2003年

『ツキノワグマはブナの夢を見るか』協会誌『林業技術』:No.747:日本森林技術協会:2004年6月号

『クローンのジュリエットはロミオの夢を見るか?』(注記・オペラ)国立オペラカンパニー「青いサカナ団」:1998年初演

みんなも考えてみませんか?