くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

きょうは浴衣の日

2006-07-29 19:32:55 | ノンジャンル
34店舗参加ですってね。
そう言えば、「無らい」さんは、かれこれ10年以上前からこの隅田川花火大会の日にあわせて「浴衣の日」ってのをやってるんだよねぇ。
ってことは、合計35店舗。
何かわくわくするけど、巡回し切れませんね。
貴男なら、手始めにどこに行きます?




さて、先日染めた六尺。
テーマは、「飯場犬」。
ハードなおよごれプレーのイメージです。
茶色い斑点のところをケツの割れ目に合わせて締めてみたり、淡い茶色のシミ部分を前ミツに持ってくると雰囲気が出ます。
疑似介護プレーに使用するのもまた良し。


柿渋を駆使して、現場のペイントヨゴレ風に染めてみました。>凝りすぎ?
ま、冗談はさておき。


越中にするならやっぱ、こっちの繊細な絞り染めの方が良いでしょうね。
これは、前に「くまえもんのネタ帳」で紹介したやつですけど。
このシリーズも、ひろげてみるとかなり印象が違うんですよ。
そう、これも、リバーシブル六尺になってるの。裏表じゃなくて、どっちの端から締めるかで、前ミツに来る模様が変わるようにデザインしてるんです。

越中は、親爺が愛用してたんで、結構馴染みはあるんですよね。
夏の宵、良く親爺ははみキンしてたっけねぇ。
最も僕はずっとトランクスというか猿股だったんで、越中は見てるだけだったんです。でもね、ひょんなきっかけで僕は1本だけ持ってるんですよ、ほとんど締めたりはしないけど。

父が亡くなってから何年か経って、お袋が父の衣類を整理し終わる頃、たまたま実家に帰って手伝っているときに、何を思ったのか母が僕の目の前に細長く巻かれた布切れを差し出した。
「おまえ、これ、持って帰るかい?」
「え?なんで?」
「お父さんに作っといたんだけど、この1本だけは使ってないのよ。他は捨てちゃったんだけど、おまえ、使わない?」
 ....えっ?何言ってるの?アタシにくれるんなら、同じ晒しでも犬印の帯じゃないのかしら(これ、若い子じゃわかんないネタよね) ??.....
何を言い出すのかと、かなりドギマギしたけど、そこはほれ、平静を装って、
「.....ん~、そうだねぇ、これも何かの供養だろうから、じゃぁ、もらって帰ろうかな。」
というわけで、晒しの越中を1本だけ持ってるのだ。


もちろん普段は締めない、浴衣の日とかに締めていくぐらい。
でもね、これはまた結構良い小道具になるのよ。
バーで呑んでてね、若い子がちょっと興味を示してるかなって思ったら、
「今日ねぇ、父の形見の越中を締めてきてるんだよ。」
なんて、さりげなく話すのだ。
「これも何かの供養かと思ってねぇ.....」
たいていは興味を示して身を乗り出してくる。
「ほらっ!」
「わぁ~、なんかやらしいですねぇ」
「そうだね、越中の良いところは、上からさわっても感触がよくわかるし、気が向いたら直接中身をさわるのも簡単だからねぇ...さわってみる?」
「え?良いんですか?」

.......一部映像が乱れている地域があります。しばらくそのままでお待ちください。......

何の供養だか。
親不孝者のア・タ・シ。