佐久平に日帰りで行ってきました。
先週、白馬に行くときには噴煙を上げていた浅間山も、この日はおとなしかったのか、はたまた頭を雲に隠していたからなのかわかりませんが、よく見えませんでした。
あの見事にたなびいていた噴煙の写真、撮っておけば良かったなぁ。
ところで、ここはまだ早春まっただ中。
林道脇にはモミジイチゴの花が咲いていました。
林道をはずれて林を抜け、尾根を越え、カスミザクラの花弁散り敷く落ち葉を踏みしめながら谷へ下り、そこで見たものは。
シカのヌタ場でした。
ワサビ田の石組みの残る谷筋の流れに、土を踏み荒らした跡が。
ここに身を横たえて、泥に体をこすりつけ、シラミやダニを落としていたんでしょうね。
まだ新しい足跡もたくさん残っていました。
昨日の朝、雨が上がってからここに来たんでしょうか?
あるいは、水を飲んだだけで、またどこかに出かけたのかも知れません。
流れ脇のケヤキの大木の下に、ひっそりとワダソウが咲いてました。
里では過ぎ去ってしまった季節を、こんな山の中でもう一度味わえるというのも、なかなかおつなものです。