庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

花の咲かない冬の日は・・・

2015-01-08 16:41:24 | 日記・エッセイ・コラム
「花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ」と言う好きな言葉がある。

植物が「下へ下へと根を伸ばす」のは、土から養分を吸って、エネルギーを
蓄えるためです、寒く厳しい冬の間に十二分に養分を吸い取った桜の木は、
やがて花咲く春が来た時、満開の美しい花を咲かせて、人々を楽しませる事
になります。

自然に四季があるように、人生にも花咲く春の様な時期もあれば、やること
なすこと裏目に出て、うまくいかない冬の様な時期もある。

あなたは、今、花盛りでしょうか? それとも、花が咲かない日が続いてい
るでしょうか?

花の咲かない冬の日は、どんな人にもあるものです・・・

そんなうまくいかない時期は、やがて巡り来る花咲く春に備えて、
「下へ下へと根を伸ばして」力を蓄える時期なのだと思う・・・

古民家の正月まゆ玉飾り、餅や団子を柳の枝にさして作物の豊かな「稔り」
を表現したもので、それを神棚やその近くに飾り作物の豊作を祈念したもの。

繭玉が蚕の繭の形をしているのは、言うまでもなく養蚕をおこなう人々が
蚕繭の豊作を祈願していた名残です。
コメント
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