今日で七月も終わり、今日もまた朝から蒸し暑い、隣の森からは夏の盛を謳歌するセミ
時雨の声が鳴り響いてくる。。
中でもうるさいミンミンゼミの声は、暑苦しさが一段と増す様でうんざりするが、常に耳の
奥でジージーと鳴り響いている感じのアブラゼミの声は、時々耳鳴りなのかセミの声な
のか? 区別が良く分からなくなる時がある。
(歳のせいか?耳鳴りは一年中しょっちゅう有る。。)
セミも地上にいる僅かな期間、次の世代に命を継なぐために一生懸命鳴いているのだと
思えば、うるさい鳴き声も少しは気にならなくなるのだが。。。
昨日、少年時代の夏の思い出の記事を書いたので、今日はセミ取りの思い出も書いて
見たい。
昭和30年代と言えば、まだ日本も貧しかった時代だったが、セミやトンボやチョウなどの
昆虫採取は子どもたちにとって、夏休みの絶好の遊びの一つだった。。
でもまだ貧しい時代だったので、昆虫採取用の虫取り網なども、なかなか買ってもらえな
かった。。。
そこで、なんとか虫取り網の代わりになるものはないか?と子供なりに工夫して、竹やぶ
から切ってきた竹の先に、針金で丸い輪(直径約15~20cm)を作ったものを括り付けた。
次に、家の周りや近所を回ってクモの巣を探して、針金の輪の部分にクモの巣を次々に
巻き付けて完成する。 (今思えば、クモさんには申し訳ない事をした・・・)
網の代わりに、クモの糸の粘着力でセミをひっ付けて捕らえる作戦である。。
こうして作った自家製のセミ取り用クモの巣で、セミやトンボを捕まえて遊んだものだった。。
今は豊かな時代になって、お金を出せば何でも買えるようになったが、物の無い貧しい時代
でも無いなりに、色々と工夫しながら 豊かな自然の中で楽しく遊んだ思い出である。。。
ミンミンゼミ。
アブラゼミ。
ルドベキア の葉で羽化したセミの抜け殻。
ムギワラトンボ?。
夏の夕暮れ、夕日を受けて飛ぶ 航空機。