色々あった今年も暮れて、今日は大晦日ですね。
大晦日と言えば、子供の頃は正月前のハレの日でワクワクする様な
楽しいイベントの日だった。
夕食前に家族揃って神棚と仏壇にお参りしてから、年越しのごちそう
を食べる前に神棚に上げたお神酒を、この日は特別に子供達にも盃に
一杯だけ飲ませてもらえた。
郷里の新潟地方では年越しの膳に欠かせないものは「年取り魚」新巻
鮭の「塩引鮭」を食べるのが普通で、とても塩っぱくてひと切れで
ご飯が何杯でも食べれたが、独特の風味があって美味しかった。
以前は年末になるとスーパー等の店頭に、新巻鮭が並ぶのが当たり前の
光景だったのだが・・
しかし最近は人気がないのか?この辺りでは探しても、ほとんど売って
いないので残念だ。
大晦日の夜の楽みと言えば、夕食のあと茶の間で家族揃って見るTVで、
TBSのレコード大賞を観て次にNHKの紅白歌合戦を観たあとは、行く
年来る年を観て除夜の鐘を聞きながら寝るのがお決まりだった。
最近は紅白歌合戦も出場歌手や歌う曲名も、訳の分からないカタカナ文字
ばかりが増えて、じーさんにはさっぱり分からない?(笑)ので、あまり
観る気もしなくなってしまった。
除夜の鐘の除夜とは古い年が除かれると言う意味で、除夜の鐘を撞くのは
百八回と一応の決まりがありこの百八回の意味については諸説ありますが・・
もっとも有力な説は、人間には百八つの煩悩がある事からその煩悩の数だけ
鐘を撞き、煩悩を追い払うというものです。
浄土真宗の開祖である親鸞聖人が、人は皆「煩悩具足の凡夫」であると説かれ
たように、我々人間には欲望や怒り、苦しみなど百八つの煩悩があります。
除夜の鐘の音の響きを聴くと心が洗われるようで心地よい気分になりますが・・
これはクリスタルボウルとかお寺の鐘の音とかの響くような音には、「倍音」
が含まれており脳波からシータ波が出やすくなり、癒やしやヒーリングの効果
が高いためと言われています。
除夜の鐘の百七つめは行く年の最後に鳴らして、煩悩が去ったことを宣言し
そして、年が明けた最初に最後の百八つ目の鐘をついて新しい年を迎えた事
を宣言するそうです。
サヨナラ!2022
海に沈む夕陽、鎌倉稲村ヶ崎にて。(毎年同じ?在庫写真から)
これで今年のブログ納めとします。
おかげさまで今年も一日も休まずブログを更新することが出来ました!♪。
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方々に心より感謝御礼申し上げます。
それでは皆様、よいお年を!