庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

鏡開きと、どんど焼き

2015-01-11 16:58:52 | 日記・エッセイ・コラム
1月11日は鏡開き、正月に歳神様にお供えした鏡餅を下げて食べる日、
日本では古代より鏡は神聖視されており、鏡をかたどった鏡餅には神様が
宿ると考えられていました。

その神様の宿る鏡餅を、刃物で切るのは縁起が良くない事から、鏡餅は切
らずに手や木槌で割り、これを「開く」と言って、おしるこや雑煮でいた
だき、新年の豊作や無病息災を歳神様に祈ります。

 古民家の正月飾りと鏡餅。


今日は、近所の神社の境内でどんど焼きがあったので、役目を終えた松飾り
や玄関飾りを持って行き、どんど焼きの火で燃やして歳神様を天に送ってきた。

どんど焼きの火で焼いた餅や団子を食べると、病気にならないなどのご利益
があると言われ、多くの子供達や家族連れの人たちが、竹の先に紐で結んだ
餅を焼いて食べたりして、楽しんでいた。

近所の神社のどんど焼きの風景。


ちなみに、どんど焼きの正式名称は「左義長(さぎちょう)」と言います、
その由来の一説として、中国後漢時代に仏教と道教の優劣を競わせるため、
両方の経典を左右に置いて焼いた際に、右に置いた道教の経典が灰になり、
左に置いた仏教の経典は燃えなかった事から「左の義長ぜり」で、左の方が
優れているとなり、「左義長」となったと言われている。
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