庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「冬麗(ふゆうらら)」

2015-01-19 22:23:32 | 日記・エッセイ・コラム
冬場の晴天を冬晴れと言いますが、寒の頃の晴天は「寒晴」といいます。
「冬麗」という場合は、さらに寒気は鋭いものの、日差しは明るく、澄み
切った晴れやかな晴天を指します。

麗らかは普通、春の日和に使う言葉ですが、「冬麗」という場合は一見、
春の日和を思わせる晴れやかな天気でありながら、凛とした寒気を感じさ
せる日のことをいいます。

冬の日差しは弱々しく、日照時間も短いが、何と言っても太陽の恵みは
ありがたく、風のない陽だまりなどは、ポカポカと心まで温まってくる
ようなぬくもりを感じます。

冬の日差しが降り注ぐ場所を「冬日向」いいます、人も動物も日差しの
ある間は「冬日向」で時間をすごしたいものですね・・・

冬の日差しを浴びるタイワンリス。


「冬麗」の下、咲き誇る山茶花。
コメント
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