今日は去りゆく年の幕切れと、新しい年の幕開けとなる大晦日ですね。
除夜の鐘が響き始めると、いよいよ今年も終わりだなあ~と実感しますね。。
除夜の「除」という言葉には、古いものを捨て新しいものを迎えるという意味があり、
一年の最後、そして新年を迎える日となる大晦日は「除」の日で、大晦日の夜に鐘
をつく行事は、室町時代から行われる様になったとの事です。
除夜の鐘を撞くのは百八回と一応の決まりがあり、この百八回の意味については
諸説ありますが、もっとも有力なのが人間には百八つの煩悩がある事から、その
煩悩の数だけ鐘を撞き、煩悩を追い払うというものです。
煩悩とは、欲望や怒り、苦しみなどの心の乱れの事を指します。
これに当てはめるように、仏教の四苦八苦が由来となっているという説があります
〝四苦〟は4×9、“八苦”は8×9と変換して答えを足すと「百八」になるから、という
わけです。
また、一年(十二か月)、二十四節気、七十二候を全て足すと「百八」となることから
という説もあります。
除夜の鐘の音の響きを聴くと、心が洗われるようで心地よい気分になりますが・・
これは、クリスタルボウルとか、お寺の鐘の音とかの響くような音には、「倍音」が
含まれており、脳波からシータ波が出やすくなり、癒やしやヒーリング効果が高い
ためと言われています。
除夜の鐘は、百七つめは行く年の最後に鳴らして、煩悩が去ったことを宣言し、
そして年が明けた最初に、最後の百八つ目の鐘をついて、新しい年を迎えた
事を宣言するそうです。
これで今年のブログ納めとします、今年拙ブログを訪問いただいた皆様、
コメントいただいた皆様に心より感謝!御礼申し上げます。
サヨナラ!サル年2016 それでは皆様、よいお年を!
海に沈む夕陽、鎌倉稲村ヶ崎にて。(在庫写真から)