文春社 役員人事でゴタゴタ

　朝刊で、文芸春秋社の役員人事をめぐる記事を見た。
　社長が会長に就き、後任社長を経理担当常務とする人事案に対し、
　副社長や他の常務らの役員が反対しているという。

　同社の総合雑誌『文芸春秋』は菊池寛が創刊した。
　菊池は、芥川龍之介や直木三十五のために、
　芥川賞や直木賞を創設し、今日に至っている。
　　
　「僕の生きている間は、決してよさない。
　僕が死んでも文芸春秋社が赤字にならない限り、
　多分よさないだろう」と、菊池は書き残した。
　
　作家への登竜門である、これら文学賞を絶やさないためにも、
　早期の解決を望むものである。
　　
　また、週刊誌の『週刊文春』は‘文春砲’とも怖れられ、
　世間の悪や闇を暴くことには、つとに有名。
　
　だが、自社のゴタゴタを‘文春砲’に期待するのは無理。
　ここは対抗馬の『週刊新潮』が張り切るところである。

　　　

検察よ お前もか

　今朝の新聞を見た第一印象は「検察よ、お前もか」。

　森友学園をめぐる一連の問題で、
　大阪地検は、国有地の大幅値引き売却や、
　その決裁文書の改ざんなど、
　全ての告発について、
　財務省理財局長だった佐川や、
　関係職員全員を不起訴とした。
　　　　　　　　　　　　　　　□
　霞ヶ関の官僚たちはバンザイ、バンザイ。
　これは、もう検察の忖度と言っても、いいかも。
　安倍首相は、祝杯をあげて大満足。
　日本国中、ワルがのさばる。