九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

北の三代記

2018年06月06日 | 日記
 いよいよ米朝の首脳会談が次週(12日)から始まる。
 トランプは「準備は順調に進んでいる。
 非常に重要な日になるだろう。
 何が起きるか見てみよう」と会談成功に意欲を示す。
               □
 かって、トランプは金正恩について、
 「リトル・ロケットマン」と揶揄し、
 「見たことも無い炎と怒りを受ける」と威嚇したが、
 このところは丁重な物言いがつづく。
               □
 ここで、北の首領さま三代記を振り返ってみる。

               □  
 【金日成】
 北のプルトニュウム型核開発が発覚。
 IAEAの特別査察を拒否して、NPT脱退を表明。
 米(クリントン)は北の核施設への空爆を準備。
 金日成が訪朝したカーター元大領領と、いわゆる「米朝枠組み合意」。
 これにより核開発の凍結と、
 見返りの重油の提供と軽水炉原発の建設が始まる。
               □  
 【金正日】
 密かに進めていたウラン型核開発が発覚。
 北が核施設の再稼動を発表、
 IAEAの査察官を国外退去とし、NPT脱退を再表明。
               □
 その後、6者協議(北、米、日、中、韓、ロ)がスタート。
 共同声明で、北は核兵器と計画を放棄、
 米は北への攻撃は無いことを確認。
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 全核施設の無力化と重油提供など経済支援で合意文書。
 北は海外メディアを招いて、原子炉の冷却塔を爆破して見せた。
               □
 だが、「衛星」と称して「ミサイル」発射実験。
 6者協議からの離脱を表明し、核実験をも再開した。
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 【金正恩】
 金正日の先軍政治から並進路線へ。
 米本土へ届くミサイルを完成させたと発表。
 自らを核保有国と宣言した金正恩。
               □
 平昌冬季五輪への参加を表明し、代表団や選手団を韓国へ。
 「体制の維持が保障されれば『核』を持つ必要は無い」と、
 対米との対話路線へかじを切る。
 核実験場の廃棄と称して海外メディアを招き、
 爆破して見せたのも、前掲の冷却塔爆破と同じ風景。
               □  
 さて、祖父、父と世界を騙し続けてきた北朝鮮。
 三代目も同じ遺伝子を引き継ぐか?
 それとも、新しい世界史を開くか?
 シンガポールでの会談結果と、その後を見守ろう。
      

 
 


 
コメント
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