福島原発の処理水海洋放出に関し、中国の禁輸措置は度が過ぎる。
日本産の魚介類に対する措置。
ある程度は予想されていたが、全てである。
過去にも外交的に気に入らない事態があれば、中国の常套手段だった。
例えば、台湾のバナナに対する禁輸措置や豪州に対するワインの高関税賦課などなど。
いずれも中国にとっての外交問題が根にあったから、又かという感じ。
中国は、かって孔・孟の「君子の国」だと信じている日本人は多い。
戦前の中国に対する日本の振舞いにも、反省があった。
それ故、文革や天安門事件にも、日本人は静かに見守って来た。
その中国が、GDP世界第二位・軍事大国と成るや、君子豹変である。
今や南シナ海は管轄権だと主張し、尖閣列島も領海侵犯が常態化した。
中国は、しばしば「核心」という言葉を使う。
例えば、領土問題における台湾は「中国の核心である」とか。
そのうち、福島原発の「汚染水問題は中国の核心」と言い出すかも?
その兆候の様な、ニュースが流れた。
これは、福島市内のある店舗に掛かってきた国際電話の実例とか。
国番号「86」は中国である。
通話の内容は、中国の一般市民からと思われるカタコトの日本語で、
「オセンスイ、ハンタイ」。
まさか、国民を動員してのプロパガンダが始まった?