語呂合わせで「きょうは何の日」と問えば、年中何らかの「〇〇の日」があり、
きょうは8月4日、語呂合わせで「箸(ハシ)の日」となる。
そこで、箸(ハシ)の話しを拾ってみる。
和食に使う箸の作法を、草柳大蔵氏の著書から引く。
先ず「膳越し箸」:膳の向こうにある料理は、手元によせてから箸をつける。
「なまり箸」:どれにしょうかなと、箸を持ってキョロキョロする。
「うつり箸」:和え物を食べたあと、ご飯を一口食べず、煮物や焼き物に箸をつける。
「こじ箸」:煮物など下にあるものを、箸でこじ起こして挟みだす。
「舐り箸」:箸を口の中で、しゃぶる。
仏教国であるタイからの伝聞。
タイの僧は、天国と地獄を次のように説いて話すそうだ。
天国でも地獄でも、ご馳走が盛られたテーブルには、腕よりも長い箸がおかれる。
天国では、自分の箸で掴んだ料理を、テーブルの向かい側の人の口元へ。
皆がそうするので、誰もが、ご馳走にありつけることになる。
地獄では、各自が長い箸で料理を取り、自分の口へ運ぼうとする。
箸がままにならず、皆なが互いに勝手するので、やがて争いが始まる。
「箸と何とかは、使い方次第」という格言は、無かった?