九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

マルクス『資本論』

2021年12月06日 | 書籍

 近所の書店を覘いたとき、ふとマルクス『資本論』が目に止まった。

 なぜか今、マルクス『資本論』が甦って人気があるらしいという。

 今年1月、Eテレで放映された〔100分de名著〕のテキスト再販版である。

 昔、左翼思想にかぶれて岩波文庫のマルクス『資本論』を買ったことがある。

 前9冊の分量に圧倒され、全く読まずじまいの難しい本であった。

 転勤族だったから、転居している間に行方不明になり、今は手元に無い。

                    ■

 タイトルにひかれて、NHKのテキスト再販版を買った。

 資本論第1巻にあった「生産手段の集中と労働の社会化」とか「資本主義的外被」、 

 「資本主義的私有の弔鐘」など、難解な言葉が出てこないのがいい。

 社会の矛盾を突破し、共に明日を生きるための知恵は、得られそうだ。

                    ■

 ソ連の崩壊でマルクス主義経済は、さっぱりで『資本論』も、ほとんど不人気となった。

 中国共産党が指導する中国は、完全な資本主義経済であろう。

 さて、中国の書店でマルクス『資本論』が、どう扱われている否か、知りたい。

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