九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

線状降水帯

2020年07月11日 | 日記

 梅雨期は“五月雨(さみだれ)”とか“流し”とか言って、俳句の季語にもなった。

 今日では「これまでに経験したことのない大雨」とか、

 「50年に一度の降水量」とか、極端な形容詞付きで呼ぶ。

 そして、“線状降水帯”という名称が定着してきた。

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 その線状降水帯が熊本県人吉地方を覆い、甚大な被害をもたらした。

 あれから1週間。

 その被災状況のままに、今朝も再び線状降水帯の襲来である。

 熊本県南の湯前町や相良村が線状降水帯に覆われている。

 「命をまもるための行動をとってください」とのアナウンス付きである。

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 我々が昔の教科書で教えられた梅雨期は、

 「6~7月上旬、冷たいオホーツク高気圧と温かい太平洋高気圧が、

 日本列島でぶつかり合い梅雨前線が生まれる」だった。

 その当時、線状降水帯などという概念は無かった。

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 今では気象庁のレーダー・ナウ(降水)で、線状降水帯が閲覧できる。

 リアルタイムで変化する積乱雲の動画だが、避難のための猶予時間はとれない。

 折角なら、2~3時間前の予測動画で閲覧できれば有り難い。

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