住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

風が強い日

2009-10-18 20:04:32 | 日記
風が~強い日~
雲が~ながれてく~
乾いた通りに~
埃が舞ってる~

とはずいぶん昔に聞いたあるロックバンドの歌詞。

そんな歌を久しぶりに思い出したのは
出雲市にあるご門徒の方のお宅にお参りに行ったからです。
そのお宅はマンションの7階にあり、エレベーターを降りた瞬間
ものすごい強風に見舞われるのです。
私は山間部の生まれなので、あまり強風には縁がありません。
吹きすさぶ寒い寒い冬の強風と違って
秋の風は、何か私に取り巻いているもやもやを吹き飛ばしてくれる
爽やかな、そんな感じがしました。

ところで、出雲から帰る途中で
ちょうどお祭りをしていました。
神輿が練り歩いていたのですが
何か、変わった形の神輿だなあと思いました。
(写真が小さくて見にくいかもしれませんが)
神輿にもいろいろあるんですね。


お迎えが来ました。

2009-10-17 20:07:54 | 日記
先日、9月26日付のブログ「お迎え」に書いたおばあさんが
亡くなられました。
満101歳。
明治41年生まれということで、明治・大正・昭和・平成を
生きぬかれたご一生でありました。
戦争中は満洲へ渡られていたので、帰国する時は
それは苦労をしたそうですと、ご家族の方に聞きました。
そんな苦労を微塵も見せない晩年でした。
愛嬌があって、ユーモアもあって、人から好かれる
そんなおばあさんでした。
とうとうお迎えが来て、私たちは泣いたり笑ったりしながらの
お見送りとなりました。

誰にも必ずお迎えは来るものです。
ここでいったんお別れですが、お浄土で、また、お会いしましょうね。


星高山

2009-10-16 20:53:39 | 日記
用事で江津に出かけたのですが、少し時間があったので
星高山に行ってみました(車で)。
柿本人麻呂にちなんだ石像があったり
椿の里があったり
大昔に隕石が落ちた跡やその隕石を祀ったお寺もあります。
その昔、隕石がここに落ちたので
「星高山」や「島の星山」と呼ばれるのだそうです。
そういった見どころもよいのですが
ここからの日本海の眺めがまたよいのです。
この写真は大きな道の途中から見たものですが、
細い道を登って、星のマークの上まで行ってみれば
結構なパノラマになっています。
夜に行ってみれば、漁火を前後に見ることができますよ。

今日は天気も良かったし、よい景色に会うことができました!

海一味

2009-10-15 06:35:28 | 日記
娘を目医者さんに連れて行く途中、海を見に行きました。
海岸は、波子町の海岸。
風が強く、少し肌寒い感じでしたが
娘は大喜びで、波打ち際を走り回っていました。
少し離れた所には、サーフィンをしている若者の姿も。
しかし、季節外れの海はどことなくさみしさを感じました。

阿弥陀さまのはたらきは海に例えられます。
海はどんな水であっても同じ海の味にしてしまうように
阿弥陀さまもどのような人間であっても同じ仏さまに
しあげて下さるのです。

それにしても、娘を抱っこしたまま砂浜を100m歩くのは
大変でした。
ちょっと腰が痛いような…。
私にとって海は遠くで眺めるのが一番かもしれません。

才市さん

2009-10-13 23:26:57 | 日記
報恩講の参り合いも、F寺様に続いて、2ヵ寺めになりました

今日は妙好人・浅原才市さんがお聴聞に通われたお寺、A寺さまの
報恩講にお参りしてきました。
境内には才市さんの歌が刻まれた石碑があります。
その歌碑には

「かぜをひけばせきがでる 
 さいちがごほうぎのかぜをひいた
 ねんぶつのかぜがでるでる」





と刻まれています。才市さんの有名なことばです。
そんな才市さんゆかりのA寺さまで
まさに80年前に才市さんが実際に座ってお聴聞されていた
ご本堂でお勤めが出来ることが
とてもありがたく思えます。